差し乳でも母乳量を増やす方法は?母乳不足にならない授乳間隔や授乳時間は?

差し乳でも母乳量を増やす方法は?母乳不足にならない授乳間隔や授乳時間は?
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みなさんこんにちは。

産後ダイエットといえば母乳育児!赤ちゃんにジャンジャンおっぱいを飲ませて痩せよう!と目論んでいるママはたくさんいると思います。

いざ出産後に授乳を開始してみたら「赤ちゃんがあまり飲んでいない?母乳が出てない?もしかして差し乳?…差し乳じゃ痩せない!!」と母乳育児を諦めかけてはいないでしょうか。

結論から言ってしまうと、差し乳だから痩せないということはありませんし、差し乳でも母乳量を増やす方法はあります。諦めて母乳育児を止めてしまったら、そこで母乳ダイエット成功への道は絶たれてしまいます。

そもそも「差し乳=母乳が不足している」という考え方は正しいのでしょうか!?

今日は、差し乳についてのホントのところ、母乳を不足させないためのポイントについてご紹介したいと思います。

 

母乳が出る仕組み

おっぱい断面図

出典:https://www.harasanshin.or.jp
※クリックすると大きくなります

みなさんご存知の通り、ママの血液から作られている母乳ですが、おっぱいのどこで作られてどうやって出てくるのかまでは、あまり知られてはいないのではないでしょうか。

母乳は「乳管」と繋がっている「乳腺葉」という部分で作られています。母乳が作られると乳管を通って「乳管洞」と呼ばれる部分に溜められます。そして赤ちゃんに吸われると乳頭から出てくる、という流れが母乳が出る仕組みです。

出産後に分泌される「プロラクチン」というホルモンは、母乳を生産するよう働きかけます。そして「オキシトシン」というホルモンの合図によって母乳が乳頭から出てきます。

最近まで「母乳は授乳中に生産される」と考えられていましたが、母乳は24時間生産され続けているという研究論文があります。このことから「差し乳」が受注生産型といわれるのは少し疑問に思います。

 

差し乳・溜まり乳とは?

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差し乳とは?

「差し乳」と呼ばれるおっぱいには、以下のような特徴があります。

  • おっぱいが張らない(時間を空けても張らない)
  • 赤ちゃんに吸われた時だけツーンと張る感覚がある
  • 搾乳しにくい
  • おっぱいがカチカチになる、詰まる、乳腺炎になる等のトラブルが起きにくい
  • 母乳の量が不足していないか不安になる

差し乳のママがいちばん気になる点は、いちばん最後の「母乳量が不足していないか」ということだと思います。赤ちゃんがちゃんと飲めているかの確認方法のひとつとして、授乳前後で体重を測るという方法があります。また、おしっこが出ているかどうかも目安となります。

おっぱいが常にフニャフニャで張らなくても、授乳直後だとしても、おっぱいが完全に空っぽになるということはないのだそうです。(WHOによると赤ちゃんは通常2~3割の母乳を飲み残すとのこと)

 

溜まり乳とは?

「溜まり乳」と呼ばれるおっぱいには、以下のような特徴があります。

  • 常におっぱいが張っている
  • 授乳時間が空くとおっぱいがパンパンになる
  • 母乳パッドが手放せないほど母乳が溢れてくる
  • たくさん搾乳できる
  • おっぱいが詰まりやすい、しこりが出来やすい、乳腺炎などのおっぱいトラブルになりやすい

溜まり乳の場合は、母乳量が不足するという悩みは皆無です。その代わり、おっぱいトラブルになりやすいというデメリットがあります。差し乳ママに比べて、食べるものにも気を使う必要があります。

 

差し乳は母乳量が不足しているのか?

授乳

授乳前も授乳後もおっぱいが張らないので本当に母乳が出ているのか、赤ちゃんは飲んでいるのか心配になりますよね。

赤ちゃんの体重やおしっこの量、授乳回数などである程度「飲めているか」は確認することができます。

先程説明したように、母乳は常に生産され続けているので不足するということはありません。おっぱいが張らなくても母乳は空っぽになることはなく溜まっています。ただ、母乳を溜めることができる「量」は人によって差があるのだそう。

差し乳でも必要な母乳は生産され続けるし、赤ちゃんが吸えば必要な量が出てくるようになっているのです。心配なのは、差し乳だから母乳が足りていないと勘違いして「ミルクを足す」という行為なんです。(これについては後述します)

 

差し乳でも母乳量を増やす方法は?

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とにかく赤ちゃんに吸ってもらう

母乳量の鍵を握っているホルモン「プロラクチン」と「オキシトシン」。これらをしっかり分泌させるためには、何はともあれ赤ちゃんにおっぱいを吸ってもらうことが第一です。

母乳が無くなればそれだけの分生産されます。授乳時間は気にせずに「赤ちゃんが泣いたらおっぱい」というスタイルで母乳育児を進めれば、母乳が不足するということはありません。

 

母乳に良い食事を摂る

母乳がたくさん出るようにするには、バランスの良い食事を摂ることが大切です。和食中心のメニューにするとバランスがとりやすいといわれています。

糖質や脂質の摂りすぎはおっぱいを詰まらせる原因となるので注意が必要です。授乳中は水分補給が大切ですが、おっぱいの出が良くなるお茶を飲むのがおすすめです。

 

おっぱいをマッサージする

授乳母乳はママの血液。おっぱいをマッサージして血行を良くするのも母乳量アップに効果的です。さすったりゆすったりすると良いそうです。

また、「赤ちゃんが吸いやすい乳首」といわれるのは柔らかくてよく伸びる乳首です。よく陥没していると咥えにくいとか言われますよね。

赤ちゃんが吸いにくそうにしていたら、乳首をつぶすように揉みほぐすと徐々に柔らかくなってきます。これ、助産師さんにお願いしてやってもらうとものすごく痛いです…涙が出るくらい。

乳頭には母乳の出口となる乳管が20本近くあるといわれています。それをできるだけたくさん開通するのが母乳量を増やすポイントになります。助産師さんのマッサージは「開通マッサージ」なんて呼ばれたりもします。マッサージで乳管の詰まりが取れることもありますよ。

 

ストレスを溜めない

産後はストレスの宝庫。母乳の分泌に関係するホルモンはストレスの影響を受けやすく、産後の育児ストレスなどにより母乳量が減ってしまう可能性があります。

 

身体を温める、冷やさない

身体が冷えると血液循環が悪くなります。母乳は血液から作られるので、血行が悪くなると母乳量に影響します。暑い夏でもエアコンや薄着からくる冷えに注意が必要です。

靴下を履いたりお腹まわりは冷やさないなどの工夫をするようにしましょう。暑いとついつい飲みすぎてしまう、夏の冷たいドリンクにも要注意です。ちょっと冷えたなと感じたら、ストレッチや体操で軽く身体を動かすだけでも血行が良くなりますよ。

お風呂に入って温まったら母乳が良く出たという経験をしたことがある方もいると思いますが、おっぱいを直接温めるのも効果的です。

 

母乳とミルクの混合育児にしない

ミルク

差し乳でありがちなのが「母乳が足りていないのでは?」と勘違いしてミルクを追加してしまうことです。

母乳とミルクの混合にすると、赤ちゃんが乳頭混乱を起こす可能性があります。おっぱいを吸うことと比較すると、哺乳瓶は軽く吸うだけで簡単に飲むことが出来てしまうため、赤ちゃんは次第に母乳を嫌がるようになってしまう恐れがあるのです。

赤ちゃんがおっぱいから母乳を飲まなくなると、ママの身体は「母乳は不要なんだ」と判断して、次第に母乳が生産されなくなってしまいます

「飲んでいないような気がする」という安易な判断でミルクを足すのは危険です。やむをえずミルクを足す場合は、先におっぱいを吸わせてから哺乳瓶でミルクを飲ませると乳頭混乱を起こしにくいそうです。

私自身、一人目の子が乳頭混乱を起こして母乳育児を諦めかけました。幸い助産師さんの指導を受けて、無事に完全母乳育児に戻ることが出来ました。出産した病院に母乳外来がある場合は大いに活用すべきだと思います。おっぱいが出ているかの判断や、最低限プラスすべきミルクの量も教えてもらうことができます。

 

差し乳でも母乳不足にならない授乳間隔や授乳時間は?

授乳

 

差し乳だとどうしても頻回授乳になりがちで、それが余計に「本当に出ているのか?」という不安を煽ります。しかし、赤ちゃんが泣いたら授乳、欲しがる時に欲しがるだけあげれば、それだけおっぱいは生産されます。おっぱいが張るのを待って時間を空けたりすると、母乳の生産スピードは低下してしまいます。

一般的に新生児の授乳は1日10回程度といわれていますが、これはあくまでも目安です。私自身は15回とか20回近く授乳したこともありました。回数にこだわる必要はありません。

授乳時間に関しては、片方のおっぱいを10分、両方で20分、授乳の間隔は2~3時間おきなどといわれますが、これも本当に人それぞれで、助産師さんからは気にせずどんどん授乳するように言われていました。

赤ちゃんにとって授乳は精神安定剤にもなりますので、頻回授乳でいいのです。次第に赤ちゃんも飲むのが上手になって一度にたくさん飲めるようになると授乳回数は落ち着いてきます。

  • 授乳間隔は意図的に空ける必要はない
  • 授乳間隔、授乳時間は気にしなくてよい

赤ちゃんが欲しい時に欲しがるだけ飲ませてあげましょう。

 

差し乳と溜まり乳、両方のおっぱいを持つ場合

片方のおっぱいは溜まり乳なのに、もう一方は差し乳…なんて珍しいように思いますが、実は結構このパターンのママさんは多いんです。私もその一人でした。片方だけパンパンに張ってしまうので、見た目にも明らかに大きさが違って本当に厄介。

一般的に左右で母乳の出方が違う場合は、出にくい方のおっぱいから飲ませてあげるといいそうです。差し乳と溜まり乳の場合は差し乳の方から飲ませるということになります。(差し乳もしっかり母乳は出ていますが、よく出る方を後にする)

そうするうちに、次第に差が無くなってくるのだそう。張っている方を先に飲ませたくなるんですけどね。

 

まとめ

差し乳だから母乳量が少ないとがっかりする必要はありません。本当はちゃんと出ているので安心してください。

母乳育児が軌道に乗るまでは本当に大変です。私は頻回授乳で乳首が切れて、それはそれは痛くて辛かったです。メデラのピュアレーンという乳頭クリームを何本使ったことか…。

授乳を止めずに継続すること、母乳の量が増える工夫をしていけば差し乳でも母乳量は増えていきます。そして、差し乳だから母乳ダイエットに不向き、ということもありません。

差し乳だと痩せないのでは?と不安な方は参考にしてみてくださいね。

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