水筒の肩ひもカバーの作り方【型紙有り】100均材料で簡単3パターン!

水筒の肩ひもカバーの作り方【型紙有り】100均材料で簡単3パターン!

みなさんこんにちは。

我が家の子供たちは毎日水筒を持参して学校(幼稚園)に通っています。

ある日の朝、小学生の息子がランドセルのわずかな隙間に水筒を無理矢理ねじ込もうと悪戦苦闘していました。

重いランドセルを更に重くしてまで水筒を中に入れる理由を尋ねると、「肩にかけると痛い」と言うのです。

実は、入学当初に同じ事を言っていた為、水筒の肩紐につけるカバーを作って付けていました。それでもまだ「痛い」と。

そこで今回、これまで使用していたものよりフカフカにして、重い水筒でも肩が痛くなりにくい肩紐カバーを作ることにしました。

水筒の肩ひもカバー(改良前)

水筒の肩紐カバー

これまで使用していたもの

今まで使用していた水筒の肩紐カバーは、写真のように見た目は今回作ったものと殆ど違いがありません。

肩に当たる側にキルティング生地、表側に綿素材の薄い生地を重ね、周囲をバイアステープで包みました。

確かに息子が言う通り、重い水筒をかけた場合、この程度のカバーでは肩が痛いのだと思います。ただ、直接肩にひもがあたるよりは、これでも付けていた方がマシにはなるはず。

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水筒の肩ひもカバーの作り方

今回作った水筒の肩紐カバーは3種類、出来上がりのサイズは幅5cm×長さ23cmくらい(スナップ留めは4cm×22cm)です。

芯を挟んだりバイアステープで包んだりする作り方の違いでサイズが微妙に前後します。

型紙はPDFファイルです。倍率100パーセント指定でA4用紙に印刷してください。

カバーをフカフカにする為に使用したのが「ドミット芯」です。100均で売っています。もし見つからない場合は「フェルト」でも良いと思います(フェルトは洗えるものでないと縮む可能性があります)。

接着用に手芸用ボンドも購入しました。全部100円!

肩紐カバー材料

ドミット芯・洗えるフェルト・手芸用ボンド

水筒の肩紐カバー【スナップ留めタイプ】の作り方

水筒の肩紐カバー1

一つ目は、水筒の肩紐に巻いてスナップボタンで留めるタイプのカバーです。

まずは生地を裁断します。

表地(100均のバンダナ)を1枚、裏地(キルティング生地)を1枚、ドミット芯を2枚裁断します。

生地を裁断

キルティング生地裏面の中心にドミット芯を配置し、2枚重ねてボンドで貼ります。

ドミット芯を置く

裏返して表地を中表に合わせ重ねます。

表地を重ねる

待ち針で固定します(縫い代がわかりやすいように再度裏返しています)。

待ち針で留める

返し口をあけて黄色の破線部分を1周縫います。

周囲を縫う

返し口から表に返し、端から3ミリくらいのところに押さえミシンをかけます。

端ミシンをかける

プラスチックスナップをつけて完成です。

水筒の肩紐カバー(スナップ留めタイプ)

写真の水筒のひもは幅が1.5センチです。

プラスチックスナップは、下の写真のような打ち具を使って留めるのですが、個人的にこれがすごく苦手で今回も時間がかかってしまいました…

打ち具不要の手でパチっとはめるスナップがおすすめです。

水筒の肩紐カバー【バイアステープタイプ】の作り方

水筒の肩紐カバー

二つ目は、周囲をバイアステープで包むタイプの肩紐カバーです。

まず最初に生地を裁断します。(写真を撮り忘れてしまったので、3つ目の肩紐カバーの写真で代用)

生地を裁断

土台になるキルティング生地2枚、ドミット芯1枚、くじら柄生地2枚を裁断します。

くじら柄の生地を外表に合わせ、両端をバイアステープに包んで縫います。

表地をバイアステープで包む

外表に合わせたキルティング生地の間にドミット芯を挟み、動かないようにボンドで軽く留めておきます。

裏面が上向きのキルティング→ドミット芯→表面が上向きのキルティング、の順。

ドミット芯を挟む

キルティング生地の上に最初に縫ったくじら柄の生地をのせ、待ち針で固定します。

バイアステープで包む前に、ぐるっと周囲を軽く縫っておきます。

周囲を軽く縫う

バイアステープを開いて、待ち針で留めていきます。

バイアステープを固定

バイアステープのいちばん外側の折り目に沿って、ぐるっと縫います。

バイアステープで包む 

縫い終わったら縫い代を包んで、バイアステープをまつり縫いで縫い付けました。

水筒肩紐カバー

バイアステープが予想以上に細すぎて、ミシンで縫えずまつり縫いをする羽目に。もう少し幅が広めのテープを使えばミシンで一気に縫えたと思います。

水筒肩紐カバー

出来上がり。写真の水筒の肩紐の幅は2.5センチです。

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水筒の肩紐カバー【ベルト通しタイプ】の作り方

水筒の肩紐カバー

3つ目は、生地をひっくり返して作るタイプの肩紐カバーです。

最初に生地を裁断します。

生地を裁断する

土台になるキルティング生地2枚、ドミット芯1枚、表面の生地2枚を裁断します。

表の生地(いかり柄)2枚を中表に合わせ、両端を縫います。

表地を縫う

表に返したら、両端に押さえミシン(黄色の破線部分)をかけます。

押さえミシンをかける

「ドミット芯→表面が上のキルティング→いかり柄生地→裏面が上のキルティング」の順に重ねてマチ針で留めます。

生地を重ねる

返し口をあけてぐるっと縫います。

返し口を開けて縫う

ドミット芯は縫いしろの部分を切り取っておくと、綺麗に表に返すことができます。

ドミット芯を切る

返し口から表に返します。

モコモコしていて手で返すのは大変ですが、目打ちなどを使うと楽に出来ます。

表に返す

待ち針で返し口も一緒に固定して、周囲に押さえミシンをかけます。

押さえミシンをかける

出来上がりです。

水筒肩紐カバー

写真の水筒の肩紐の幅は1.5センチです。

まとめ

3種類の肩紐カバーを作ってみて、個人的に作りやすさ第1位はスナップ留めタイプ(ただしスナップは打ち具を使わない場合)でした。

次に、ひっくり返すベルト通しタイプ、バイアステープ包みタイプの順です。

フカフカ度が最も高いのは、意外にも3番目のひっくり返して作るベルト通しタイプです。

好みによりますが、見た目が良いのは圧倒的にバイアステープで包むタイプ。やはりテープがアクセントになっておしゃれ感が増す気がします。

我が家の息子たちは、長男がくじら柄、次男がいかり柄を選びました。

ドミット芯が入る分厚くなるため縫いにくくなりますが、子供はフカフカのカバーに大喜びでした。水筒の肩紐を痛がるお子様に作ってみてはいかがでしょうか。