エルゴのよだれカバー・パッドの作り方は簡単!リバーシブルで!【型紙あり】

エルゴのよだれカバー・パッドの作り方は簡単!リバーシブルで!【型紙あり】

みなさんこんにちは。

エルゴで赤ちゃんを抱っこやおんぶしている時に、肩ベルトの部分によだれがついてしまってなんだか不衛生・・エルゴをお持ちの方なら一度は感じたことがあるのではないでしょうか。エルゴに限らず、他のおんぶ紐や抱っこ紐でも同じ現象が起こります。

実はこの問題を解決する「サッキングパッド」というアイテムがエルゴから販売されています。カッコイイ名前ですが、言い換えると「よだれパッド」です。肩ベルトの部分に巻き付けるだけのものです。

確かに純正品はしっかりした品質だと思います。でも「よだれパッド」は自分で簡単に作ることができるんです。

今日は、エルゴなど抱っこ&おんぶ紐のよだれカバーの作り方を紹介したいと思います。リバーシブル仕様なので、パパとママとで使い分けるのも良いですよ。

エルゴの純正サッキングパッドについて

エルゴではサッキングパッドという名前のよだれ防止カバーが販売されています。

色はクリームとナチュラルの2色展開、リバーシブル仕様で脱着はスナップボタン留めです。素材は綿100パーセント、ナチュラルカラーはオーガニックコットンで作られています。

価格は2個で2,376円(税込)です。これを高いと感じるか安いと感じるかは人それぞれですが…洗い替えにもう1セット欲しい!となると少し考えてしまいます。

また、エルゴのサッキングパッドは無地で色味もないため、ちょっと地味で寂しい感じなのです。手作りなら自分の好きな布で、デコレーションも思いのままです。

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エルゴのよだれカバー(よだれパッド)の作り方

今回作るエルゴのよだれカバーはリバーシブル仕様です。

表側をかわいい系の生地、裏側をシンプルな生地にして、ママとパパがそれぞれエルゴを使用する時に使い分けたり、気分によって柄を変えるのも良いと思います。

また、今回は2種類の作り方をご紹介しますが、どちらも簡単に作ることができます。ちょっと頑張ればミシンが無くてもいけるのではないでしょうか。

生地もたくさん必要ありませんので、100均のバンダナやハンカチ、家に余っている端切れでOK。ペラペラの薄い生地しかない場合は、薄手のタオルを中に1枚挟んで作るのが良いと思います。

エルゴのよだれカバーの作り方【長方形ver.】

最初に紹介するのは、出来上がりが長方形のよだれカバーです。

表側の生地は、薄手のデニムっぽい生地、裏側は薄いコットン生地を使用しました。間に100均で売っている薄手のガーゼタオルを挟みました。

あまり厚くなっても着用するときゴワゴワしてしまうし、薄すぎてもよだれ防止になりません。ガーゼなどの薄手の生地を挟んで厚さを調整すると吸収力もアップするのでおすすめです。

材料

  • 表側の生地 24×19cm 2枚
  • 裏側の生地 24×19cm 2枚
  • 薄手のガーゼタオル 24×19cm 2枚(タオル1本で足ります)
  • カバーを留めるためのホックやスナップボタン6組(左右分)

【1】生地を裁断する

まずは生地を裁断します。

エルゴよだれパッド作り方1

表用の生地2枚

エルゴよだれパッドの作り方1

裏用の生地2枚

エルゴのよだれカバー

間に挟むガーゼタオルも同じサイズで裁断

【2】生地を重ねて待ち針で留める

エルゴのよだれカバー2

3枚の生地を重ねます。

表生地と裏生地は中表にして、間に挟む生地を上に置きます。

重ねた生地がズレないように、マチ針で周囲を留めておきます。

エルゴのよだれカバー3

【3】周囲を縫い四隅を切り落とす

エルゴのよだれカバー4

返し口を7〜8センチ開けて周囲を縫い、四隅を切り落とします。

【4】縫いしろにアイロンをかける

エルゴのよだれカバー5

縫い目に沿って、表生地と裏生地の間を割るようにアイロンをかけます。この作業をすることで、表に返す時に綺麗に返すことができます。

【5】返し口から表に返してステッチをする

エルゴのよだれカバー5

点線部分を縫います

表にひっくり返したら、内側2〜3ミリくらいのところをグルっと1周縫います。

開けておいた返し口も一緒に縫って閉じます。

エルゴのよだれカバー5

リバーシブル

【7】スナップボタンをつける

今回はプラスチックのスナップボタンを採用しましたが、マジックテープやホックでも良いと思います。

ボタンを付ける位置を決めて、3箇所目打ちで穴をあけたらプラスチックスナップをはめます。

エルゴのよだれカバー6

ハンディプレスに挟んでギュッと押しつぶします。

失敗すると外せないという説明書きもありますが、ペンチを使えば外すことができます。私はよく失敗してやり直します。ペンチで外す時は、生地を傷めないようにご注意ください。

エルゴのよだれカバー

完成!

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エルゴのよだれカバーの作り方【バイアステープver.】

次に紹介するのは、周囲をバイアステープで包んでパイピングしたよだれカバーです。

先程のタイプと同じ生地を使用しています。

材料

  • 表側の生地 22×17cm 2枚
  • 裏側の生地 22×17cm 2枚
  • 薄手のガーゼタオル 22×17cm 2枚(タオル1本で足ります)
  • バイアステープ 170cmくらい
  • カバーを留めるためのホックやスナップボタン4組(左右分)

【1】生地を裁断する

まずは生地を裁断します。

エルゴのよだれカバー

表用の生地2枚

エルゴのよだれカバー

裏用の生地2枚

中に挟むガーゼタオル2枚も同様に裁断します。

【2】生地を重ねて周囲を縫う

3枚の生地を出来上がりと同じ順番になるように重ねてマチ針で留めます。

内側3ミリくらいのところをグルっと1周縫います。

エルゴのよだれカバー1

【3】バイアステープで挟む

バイアステープで周囲を挟んでいきます。カーブが少し難しいのですが(いつも苦戦します)、引っ張りながら強引に曲げていくとそれなりに上手くいくような気がします。

エルゴのよだれカバー2

今回はアイロンで接着できるタイプのバイアステープを使用したので、挟みながらアイロンをかけていきました。普通のバイアステープでパイピングする場合は、待ち針で留めてから縫います。

MEMO

バイアステープはアイロンで接着できるタイプとそうでないタイプがあります。アイロンで接着できる物はとても作業が簡単です。接着して更に上から縫えばより丈夫になります。

バイアステープ

12ミリ幅のバイアステープ

白い紙のテープをはがすと糊がついています。アイロンの熱で布に付けることができます。幅や色の種類も豊富に揃っています。

アイロン接着バイアステープ

【4】バイアステープに沿って周囲を縫う

内側ギリギリのところをグルっと1周縫います。

エルゴのよだれカバー

黄色の糸で縫っています

真っ直ぐ綺麗に縫う自信がないので、縫い目が目立たない色の糸で縫っていますが、わざと目立つ色の糸で縫うとアクセントになって可愛いと思います。

【5】スナップボタンをつける

先ほどはハンディプレスを使ってプラスチックスナップを付けましたが、こちらはハンディプレスが無くても付けることができるタイプを使用しました。

プラスチックスナップ

まずはスナップを付けたい位置に目打ちで穴を開けます。スナップで生地を挟んだら「パチッ」と鳴るまで指でギュッと押し付ければOK。ハンディプレスを使用するより圧倒的に簡単で失敗が少ないと思います。

エルゴのよだれカバー

完成!

スナップボタンについて

前出ですが、プラスチックスナップボタンは、ハンディプレスという道具を使用して付けるのが一般的です。

ハンディプレスを買うほどスナップを付ける機会がないという方もいると思います。そんな時におすすめなのが、ハンディプレス不要のスナップボタンです。

指で押し込むだけなので簡単かつ手軽です(少し力が必要かも)。

ただし、つけた時に若干厚みが出ます。それが気にならなければ断然ワンタッチタイプがおすすめです。

ハンディプレス

ハンディプレス

打ち具不要のプラスチックスナップ

エルゴのよだれカバー(よだれパッド)実寸型紙

今回作った2種類のよだれカバーの型紙をダウンロードできます。A4サイズの紙に印刷して使ってください。

PDFを印刷する時は倍率を100%に指定して印刷してください。

まとめ

肩ベルト用のカバー、首用のカバー、持ち運び用のカバーと組み合わせてコーディネートするとよりオリジナル感がアップするのでおすすめです。

リバーシブルで作れば、その日の気分で柄の組み合わせ方を変えることが可能です。

バイアステープの扱いは、最初は少し難しいかもしれません。何回かやっていくうちに慣れてきます。多少曲がったり縫い目が外れてしまったら、後からまつり縫いで補修したりも可能なので、恐れずチャレンジしてみてください。(私もまだまだ修行中です)