みなさんこんにちは。
最近100円ショップで「手ぬぐい」が売られているのをよく見かけます。色々な柄が揃っていて、30種類近く置いてあるお店も。
その100均の手ぬぐいを使って、子供用の「魚河岸シャツ」(もどき)を作ってみることにしました。
魚河岸シャツというのは、漁師さんが愛用する手ぬぐいをシャツにしたものが始まりのようで、店頭では5,000円前後で販売されています。中には1~2万円以上する高級品もあります。
今回は、手ぬぐい2本、なんと200円で完成します!
綿100%でサラッと涼しく、暑い夏には最適なシャツです。
Contents
魚河岸シャツについて
漁業関係の方々が愛用する手ぬぐいでシャツを作ったことから始まったと言われる「魚河岸シャツ」。
存在を知ったのは、静岡県焼津市の知り合いから「焼津魚河岸シャツ」を戴いたことがきっかけでした。
港町焼津では、大人も子供も必ず1着は持っているというくらい有名なシャツなのだそうです。
静岡県のホームページでは、「ふじのくにシャツ」として焼津の魚河岸シャツが紹介されています。
100均の手ぬぐいを使った魚河岸シャツの作り方
スポンサーリンク100均の手ぬぐいは、店舗によって若干サイズが異なります。
今回作った魚河岸シャツは、90~100cmサイズと110~120cmサイズの2種類です。
90~100cm | 110~120cm | |
---|---|---|
着丈 | 約42cm | 約44cm |
身幅 | 約41cm | 約43cm |
袖丈(脇から) | 約7cm | 約8.5cm |
90~100cmサイズには35×87cmの手ぬぐい、110~120cmサイズには33×90cmの手ぬぐいを使用しました。
型紙は各サイズ4種類ずつあります(PDFファイル)。
※2018/8/16更新 最初に公開していたものは首周りに若干ゆとりを持たせたサイズに変更した型紙です。普通サイズ(記事中の写真サイズ)の型紙もアップしました。
写真のようにつなぎ合わせて使用します。
90~100cm型紙(首周り普通サイズ)
90~100cm型紙(首周り大きめ)
110~120cm型紙(首周り普通サイズ)
110~120cm型紙(首周り大きめ)
手ぬぐいは、周囲の縫い目をほどいてアイロンをかけておきます。手ぬぐいの大きさに余裕がある場合は、ほどく必要はありません。
【手順1】手ぬぐいを裁断する
手ぬぐい2枚の裏面を内側にして重ねます。
上に型紙を置いたら待ち針で固定して、手ぬぐいを2枚重ねたまま裁断します。
余った手ぬぐいで見返しを作るので捨てないように!捨ててしまった場合は別のハギレでも代用できます。
【手順2】見返しを作る
余った手ぬぐいを中表に合わせてつなぎ合わせ、1枚の長い生地にします。
同じものを2枚作ります。
裏に接着芯を貼り、接着芯を貼った側(裏面)を内側にして2枚を合わせ、見返しの型紙を置いて裁断します。
生地に縫い代の印を付けておきます。
前身頃の見返しが2枚出来上がります。
次に、首回りの部分の見返しを作ります。作り方は先程と同様です。こちらもハギレをつないで作りました。
手ぬぐいの余り布に余裕がないため、2枚をつなぐという面倒な作業をしています。見返し用にもう1本手ぬぐいがあれば、つなげる作業を省くことができるので楽になると思います。(ケチらずもう1本買うか、別布で作れば良かったと少し後悔)
先に作った2本の見返しと、首周りの見返しにロックミシン(もしくはジグザグミシン)をかけます。
見返し3点が出来上がります。
裁断した手ぬぐいと見返しには、縫いしろなどの印を付けておきます。
【手順3】魚河岸シャツの後身頃を縫う
後身頃の背中心(黄色の破線部分)を縫い、縫いしろにロックミシンをかけます。
縫い代を左側に倒しミシンをかけて、背中心を縫った部分が浮かないようにおさえます。
スポンサーリンク【手順4】見返しを付ける
表を出した前身頃に、接着芯側を上に向けた見返しを置いて待ち針で固定します。
次に、首周りの見返しを置いて待ち針で固定し、黄色の破線部分を一気に縫います。
表に返す時に邪魔になるので、縫い代部分の接着芯(黄色の部分)を切り取ります。
首周りのカーブの部分に数箇所切り込みを入れます。縫った所を切らないように注意。
【手順5】見返しをひっくり返す
見返しを表に返してアイロンをかけます。
表から見ると下のようになります。
【手順6】魚河岸シャツの脇を縫う
前身頃と後身頃を中表に合わせて両脇(黄色の破線部分)を縫います。
生地の端はロックミシンをかけます。
【手順7】魚河岸シャツの裾と袖を縫う
裾と袖は三つ折りして待ち針で固定し、ぐるっと縫います。
【手順8】見返しをおさえる
黄色の破線部分を縫って、見返しが浮かないようにおさえます。
ボタンをつけたら完成です。
110~120cmサイズは首周りの見返し分の手ぬぐいが足りず、バイアステープを使って作りました。
まとめ
100円ショップの手ぬぐいは、どれもだいたい同じようなサイズです。2本使って魚河岸シャツを作る場合は、120くらいのサイズが限界だと感じました。3本あれば見返し分を余裕持って取ることができ、作業も簡単になります。
何枚かつなげば大人用も作ることができます。手ぬぐいが6~7枚必要になると思います。
吸湿性、速乾性に優れた手ぬぐいで作る魚河岸シャツは、大量に汗をかく子供のお着替え用にピッタリです。我が家では夏のパジャマ代わりにしています。とても涼しくてオススメですよ。