産後母乳育児なのに痩せない原因は?痩せるための5つのポイントとは?

産後母乳育児なのに痩せない原因は?痩せるための5つのポイントとは?

みなさんこんにちは。

産後6ヶ月は痩せやすい、脂肪がプヨプヨのうちに撃退しなければ!と思って産後ダイエットに励んではみたものの、いまいち痩せてこない、母乳育児もしているのに!

いまいち理由がわからず、漠然とダイエットしても焦ってしまうしイライラするばかりですよね。

母乳育児ができる期間は限られています

出産前から期待を膨らませていた「母乳ダイエット」、成功させたいですよね!

母乳育児を生かしてダイエットするには、結局のところどうするのがいちばんいいのか?探っていきたいと思います。

産後痩せない原因となる身体の変化

体重計

産後ママの体には、痩せない原因となる「3つの身体の変化」が起こっています。

【1】骨盤の歪み

妊娠すると、分娩時に骨盤がスムーズに開いて赤ちゃんが産道を通りやすくするため、「リラキシン」という女性ホルモンが分泌されます。

リラキシンが分泌されている間は骨盤が緩みやすい状態です。そんな状態で、骨盤は一生懸命徐々に大きくなるお腹を支え続け、分娩時は最大に広がります。出産を終えた骨盤は、広がって歪んだままの状態。

そのまま放置すると、下がった内臓の位置も戻らず骨盤周辺の血行不良を引き起こし、筋力は低下、脂肪が燃焼しにくくなります。

【2】ホルモンバランスの乱れ

妊娠中に増加する「エストロゲンプロゲステロン」という女性ホルモンがあります。妊娠中はこれらのホルモンの影響で、身体は脂肪がつきやすくなったり水分を溜めこみやすくなっていました。

エストロゲンとプロゲステロンは、出産を機に分泌が減少します。その代わりに登場するのが「プロラクチン」というホルモンです。プロラクチンは母乳の分泌を促し、排卵を抑制、子宮収縮を促すため、産後の母体回復を早めるという役割があります。

産後にこれら3つのホルモンバランスが急激に乱れることで、産後のストレスにつながり自律神経を乱し、痩せにくくなることがあります。

【3】筋力が衰えている

妊娠中は運動量が激減する為、身体の筋肉量が減っています。

また、骨盤周りの筋肉は緩んだままの状態で、基礎代謝量が落ちています。代謝が低いということは、消費カロリーも減少するので痩せにくいのです。

スポンサーリンク

母乳育児で痩せるって本当?

母乳育児によって、母体が消費するカロリーは1日500kcal~多い人で800kcalだと言われています。

運動で同じ分消費するとなると、2時間以上ウォーキング、プールで1時間平泳ぎしなくてはなりません。これだけ消費カロリーが多いということが「母乳育児は痩せる」と言われる所以です。

しかし、それをいいことに母乳で消費するカロリー以上に食べていたら意味がありません。妊娠前から耳にする「母乳育児で痩せる」という言葉、本当にするもしないも、実は自分次第なのです。

産後母乳育児なのに痩せない5つの原因とは?

痩せない原因【1】思った以上に食べ過ぎている

食べ過ぎ

授乳しているからと食べ過ぎてはいませんか?

単純に、母乳育児で消費するカロリーより、摂取カロリーが上回っていれば痩せません

母乳育児はとにかくお腹が空くので、ついついつまみ食いなど間食が多くなりがち。(私がそうでした)

実際は自分が思う以上に食べている場合があります。

痩せない原因【2】授乳回数が少ない

哺乳瓶

お仕事をされていて、赤ちゃんを預ける機会の多いママは、必然的に授乳回数が減ってしまいます。

母乳をあげる回数が減れば、その分消費カロリーも減るわけです。

昼間はおっぱいで夜はミルクに切り替えた、赤ちゃんが朝まで寝るようになった、という場合も同じです。

夜中にしていた2~3回の授乳で消費するカロリーもばかにできません。

痩せない原因【3】赤ちゃんが飲んでいない

赤ちゃん

赤ちゃんが飲んでいると思ったら実は飲めていなかった、赤ちゃんの飲む量が減った、ということがあります。

母乳を飲んでいるかの確認は、飲む前と飲んだ後の赤ちゃんの体重を測って確認してみるといいです。

ママからおっぱいが出ていないということも考えられます。

ダイエットを意識するあまり、食事を減らし過ぎるとおっぱいは減ってしまい、最悪出なくなってしまうことも。

また、ママが偏った食事をしているとおいしい母乳が出ないため、赤ちゃんが飲んでくれません。

痩せない原因【4】骨盤が歪んだまま

産後歪んだままの骨盤を放っておくと、下半身の脂肪は減るどころかさらに上に重なっていきます。

骨盤周りの筋肉(骨盤底筋)は衰えたまま、代謝も上がらないのでダイエットをしても痩せにくいのです。

痩せない原因【5】ほとんど動かない生活をしている

母乳育児で消費しているからと油断して、動かない生活をしていませんか?

動かなければ、出産で衰えた筋肉は鍛えられず、代謝が上がりません

母乳育児と並行して、適度にエクササイズを取り入れていくことも必要なのです。

スポンサーリンク

母乳育児で痩せるための5つのポイント

母乳育児なのに痩せない理由を踏まえた上で、実践したい5つのポイントがあります。

  1. 産後は骨盤ケアを徹底する
  2. 産褥体操を取り入れる
  3. 美味しい母乳を出すための食事をとる
  4. イライラしない程度の間食をとる
  5. こまめに動く

産後は骨盤ケアをしっかり行ってください。

母乳育児をしながら、産褥体操を取り入れることがおすすめです。

母体の回復を早めることができるので、筋力アップにもつながります。

赤ちゃんに母乳をゴクゴク飲んでもらうためには、質のいい美味しい母乳を出す必要があります。高たんぱく低カロリーで、栄養バランスのとりやすい和食のメニューがおすすめです。

また、極端な食事制限は母乳を出なくするだけでなく、ママのストレスを増やすだけ。ストレスによる過食を招きかねません。

母乳育児はとてもお腹が空くので、寒天などの低カロリーおやつなど、間食も上手に取り入れてみてください。

まとめ

母乳育児には、痩せることができる要素がたくさんあります。

赤ちゃんが母乳を飲んでくれる限られた期間を、産後ダイエットに生かさないと勿体無いです。

「母乳育児をしているから」という油断は、痩せない大きな原因となります。

かといってダイエットしなきゃと自分を追いつめすぎると、母体の回復にも影響します。

慣れない育児が大変な時期でもありますから、無理は禁物です。

食事を少しだけ見直してみるだけでも、母乳育児ダイエットの成果は出てくると思いますよ。