みなさんこんにちは。
正月の楽しみのひとつである「おせち料理」。やみくもに食べるなんてもっての外、考えながら食べないと正月太りまっしぐら!実は高カロリーであることを以前の記事でも書きました。
ダイエットを意識するならヘルシーなおせち料理を購入するという手段もありますが、自分でおせち料理を手作りしてみるというのはいかがでしょうか。
おせちを作るなんてハードル高いように思いますが、ひとつひとつの料理はそれほど難しくありません。普段作らないメニューを料理するのも楽しいですよ。
今日は、料理が苦手な方でも意外と簡単にできる「ヘルシーおせち料理」を紹介したいと思います。
おせち料理の中身は何を入れる?
正式なおせち料理の段数は4段で、一の重、二の重、三の重、与の重と数えます。(数字の「四」は死を連想し縁起が悪いとされ「与」と書くのだそう)
デパートなどの通販おせちは一段重から多いものだと六段重なんてものもあります。家庭で作るおせち料理は2~3段が主流ではないかと思います。
一般的な三段重のおせちに入る中身について、簡単にまとめると下記のようになります。
一の重(1段目) | 祝肴と口取り | 栗きんとん、伊達巻、錦玉子、黒豆、数の子、昆布巻き、田作り、たたきごぼう、紅白かまぼこ |
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二の重(2段目) | 焼き物や酢の物 | ぶりの照り焼き、鯛の塩焼き、焼き海老、鰆の幽庵焼き、なます、菊花かぶ、酢蓮 |
三の重(3段目) | 煮しめや筑前煮 | <煮物に使う具> タケノコ、にんじん、里芋、干し椎茸、手綱こんにゃく、ごぼう、レンコン、高野豆腐、絹さや |
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今回ご紹介するレシピは、おせちの中でも高カロリーな部類に入る料理をはじめとする10種類。そしてもう一つ、我が家で頻繁に登場する、おせち料理の一品としても最適な筑前煮をご紹介します。
簡単ではありますが、「おせち料理」なので普段の料理より多少手間はかかります。
【1】手作りで!●おせち・栗きんとん●
市販の栗きんとんはカロリー高め。甘ったるい栗きんとんが苦手だという方にも手作りはオススメです。(茶巾絞りで作るタイプもあります)
何といっても砂糖を加えないというところが凄いです。でも自然の甘みで美味しい。出来上がりの色も自然な黄色です。市販の栗きんとんで、やけに黄色すぎるものは着色料が気になります。
【2】おせちに♪失敗なし!ふっくら黒豆の煮方
手作りは難しいイメージのある黒豆も、わりと簡単に作ることができます。豆を柔らかくするための重曹は忘れずに。豆の色を落とさないためには「錆びた釘」を入れて煮ると良いらしいです。錆の成分と黒豆の色素「アントシアニン」が結合して、綺麗な黒色になるのだそう。
甘さ控えめでふっくら仕上がります。もう少し砂糖を減らしても大丈夫な気がします。豆に多少シワが寄っても美味しいので気にしない!
おせちに♪失敗なし!ふっくら黒豆の煮方 by チョコまかろん
【3】ハチミツを使って!●おせち・伊達巻●
伊達巻も高カロリーおせちのひとつですが、手作りすればヘルシーな仕上がりに。
この伊達巻は、砂糖の代わりにハチミツで甘みを付けています。ほんのり優しい甘さなので、甘ったるい伊達巻が苦手な方にもオススメです。巻くのがちょっと難しい…お料理得意な方なら簡単に出来ると思います。
【4】おばあちゃんの味…お煮しめ[お食い初め]
三の重に入れる煮物は、炒めずに煮る「煮しめ」の方が筑前煮より低カロリーです。具材の下ごしらえが面倒臭いという点を除けば、あとは煮るだけなので問題なし。全体的に調味料控えめで優しいお味です。
普段は粉末ダシばかり使用しますが、おせちくらいは昆布と鰹節で出汁を取ります。間違いなくその方が美味しいです。ちなみに、飾り切りはやらないです。やるのは手綱こんにゃく程度。
おばあちゃんの味…お煮しめ[お食い初め] by Niko’sMama
【5】覚えたい!おせちの定番♡簡単たたきごぼう
関東ではあまり馴染みのない「たたきごぼう」。おせちだけでなく、お弁当のおかずにもピッタリです。ごぼうを叩いて味を染みこませることから「たたきごぼう」と呼ぶらしいですが、叩かなくても十分味が付きます。
ごぼうの量にもよりますが、茹でる時間は8~10分程度ではないでしょうか。しっかりキッチンペーパーで水分を拭きとるのがポイント。
覚えたい!おせちの定番♡簡単たたきごぼう by からあげビール
【6】☆なます☆おせち☆
おせち料理の中でも沢山食べたい「なます」は、手作りすれば安上がりで大量に出来上がります。柚子の皮は是非入手してください。入れた方が格段に美味しい!
こちらはシンプルな大根と人参のなますですが、タコやしめ鯖を入れるのもおすすめです。最後にいりごまを振りかけても美味しいです。
スポンサーリンク【7】クルミたっぷり!●おせち・田作り●
実はこちらの「田作り」は、今年チャレンジしようと思っているおせち料理のひとつです。家族があまり食べないので少量を購入することが多かったのですが、くるみやアーモンドと和えれば子供好みになるかも!と思ったのです。
ポイントは、タレは煮詰めすぎないこと、煎っている間は絶えず混ぜ続けること、小魚をしっかり乾煎りすることだそうです。
【8】お節にも*ミニ昆布巻き*
昆布巻きはいつも「ニシン巻き」を購入することが多いのですが、何も巻いていない昆布巻きの方が断然ヘルシーです。ちょっとつまむには、このくらいの大きさが良いのではないでしょうか。
甘さ控えめで食べやすく、お弁当のおかずにも最適です。個人的には、昆布を巻いてかんぴょうで縛るという工程がちょっとだけ面倒臭い・・。
【9】おせちに◎鰆の幽庵焼き
おせちには「ぶりの照り焼き」が定番だと思っていましたが、鰆(さわら)が意外と低カロリーなのです。ぶりは100グラム257kcalに対して、鰆は100グラム177kcalです。
照り焼きは砂糖が入りますが、幽庵焼きは砂糖が入らないので更にヘルシーです。醤油・酒・みりんに漬け込んでから焼くことを「幽庵焼き」というのだそうです。
【10】追い鰹でだしがウマイ!●おせち・数の子●
数の子が大好きな我が家は、毎年発泡スチロールで箱買いします。安価な崩れ数の子でも美味しくできます。
「追い鰹」のひと手間が数の子を美味しくするポイントなんだと思います。全体的に薄味です。濃口しょうゆを使用すると、仕上がりの色が濃くなります。
【おまけ】ほっこり煮物*うちの筑前煮
先に「煮しめ」を紹介しましたが、普段から我が家ではこちらの筑前煮が定番です。大人にも子供にも好評で、あっという間に売り切れてしまいます。野菜の煮物といえばコレです!
鶏むね肉で作ればよりヘルシーに、その時にある材料で十分美味しく出来上がります。具材を炒める時にごま油を使うこともあります。
まとめ
おせち全種類を手作りしようとすると大変です。気が遠くなります。高カロリーと言われる料理だけ手作りして、あとは単品で購入するという方法もおすすめです。私のように、作るのが面倒臭いものだけ買うというのもアリかと。
おせちを手作りすると、市販品の味の濃さに気付くと思います。手作りのおせちは味のやさしいものが多いです。調味料も最小限、添加物も使いません。それだけ安心して食べることができますよね。
ただ、味が薄いからといってパクパク食べ過ぎると正月太りにつながりますので、その点だけご注意ください。