みなさんこんにちは。
夏の風物詩である「スイカ」がダイエットに適していることをご存知でしょうか。スイカなんてほとんど水分でしょ?と思っている方も多いと思います。私もそのひとりで、夏に美味しい単なる食後のデザートくらいにしか意識していませんでした。
ちなみに、スイカは果物ではなくウリ科の野菜だそう。スイカは海外からも評価をされていて、ダイエットや美容に効果があることがわかりました。何よりスイカダイエットで短期間に痩せることができたという人の報告があちこちで見かけられます。
夏までに痩せたい!という方もスイカダイエットなら成功できるかもしれません。
今日は、ただの水分の塊じゃない!「スイカ」についてご紹介していきたいと思います。
Contents
スイカダイエットって?
「ドバイの太陽」という愛称もあるスイカは、ドバイの王族が「ハチミツのようだ」と絶賛するほど海外での評価が高いそう。
2008年にはドバイに輸出した鳥取県のスイカに1玉3万円という高値がつき、王室にも献上されたそうで、高級食材として扱われています。
スイカのカロリーは?
スイカの約90パーセントは水分です。
スイカ1玉は約1,200kcal、100グラムでおよそ37kcalです。半分なら600kcal、4分の1カットで300kcal、8分の1カットで約150kcalです。
スイカ100グラムを比較してみると、リンゴは54kcal、モモは40kcal、メロンは42kcalと、わずかではありますがスイカの方が低カロリー。
甘いスイカは糖分が高そうですが、100グラムに対してわずか6グラム。同じ100グラムで比較するとバナナは21グラム、リンゴは13グラム、ブドウは15グラムとスイカの糖分がいかに低いかわかります。
スイカダイエットの方法は?
スイカダイエットの最も効果的な方法は、置き換えダイエットに利用する方法です。3食のうち1食をスイカに置き換えますが、夕食に置き換えるのがおすすめ。
3食全てをスイカに置き換えると、一時的には大きく痩せることができるかもしれませんが、栄養面が不足して後々リバウンドしたり痩せにくい体質になってしまう恐れがあります。
また、スイカダイエットは夏に行うものなので、栄養不足で夏バテになる可能性もあるので注意が必要です。
間食をスイカに置き換えるという方法もありますが、この方法だと普段間食をしない方はあまり効果が得られません。
スイカは切って食べるだけなので、とても手軽な置き換えダイエットだと言えます。90パーセントが水分のスイカは、食欲が低下しがちな夏にはピッタリ。水分が多く満腹感も得やすいこともスイカダイエット成功者が多い理由だと思われます。
スポンサーリンクスイカの栄養と効能は?
スイカの栄養【1】リコピン
リコピンといって真っ先に思い浮かぶのはトマトではないでしょうか。
実は、スイカに含まれるリコピンはトマトの1.5倍。
トマトがナンバーワンではないんです。
リコピンには抗酸化作用や、脂肪の蓄積を防ぐ働きがあります。
トマトでダイエットが流行ったのも、リコピンにダイエット効果があるからです。
リコピンには、シミの原因「チロシナーゼ」の働きを弱める作用があり、アンチエイジング効果のある成分としても知られています。
リコピンはダイエットにも美肌にも良い栄養素なのです。
スイカの栄養【2】シトルリン
スイカにはアミノ酸の一種である「シトルリン」が含まれています。
シトルリンは酵素の働きによって体内でアルギニンという物質に変化し、脂肪を分解する酵素を活性化します。また、血管を拡張して血流をスムーズにする作用があり、それによって代謝を活発にすることができます。利尿作用もあるため老廃物の排出が促進され、むくみの解消、デトックス効果を得ることができます。
シトルリンでもう一つ注目すべきは美容面での効果です。シトルリンはコラーゲンの分解を抑制して肌を保湿したり、紫外線から肌を守ったり、抗酸化作用があるので、アンチエイジング効果も期待できるのです。
スイカ7分の1に含まれるシトルリンは800mg、同じ量をキュウリで摂るとなると56本も必要になるそう。スイカを食べれば効率良くシトルリンを摂取できることがわかります。シトルリンのサプリメントが販売されているほど注目の成分なんです。
スイカの栄養【3】イノシトール
イノシトールは生活習慣病の予防に効果があるといわれるビタミン様作用物質です。
脂肪の流れを促進して血管や肝臓に脂肪をつきにくくする働きから「抗脂肪肝ビタミン」とも呼ばれています。
また、神経の伝達や脳の活動を正常に保つ働きもあります。
スイカの栄養【4】マンノシターゼ
スイカには糖質分解酵素であるマンノシターゼという成分が含まれています。
ダイエットサプリにもよく含有されているものです。
スイカの栄養【5】カリウム
ダイエットではお馴染みのカリウムには、体内の余分なナトリウム(塩分)を排出する作用があります。
むくみ解消、熱中症や夏バテ防止などに効果が期待できます。
スイカダイエットの注意点
水分が多いスイカは身体を冷やす食べ物です。
スイカを冷やさずに常温で食べるというのも、冷えを防ぐ一つの方法です。冷えから下痢や腹痛を引き起こす可能性があるので、食べ過ぎには十分注意が必要です。
スイカダイエットを行う時は、軽い運動などを取り入れて冷え対策をとるのがおすすめです。お風呂にゆっくり浸かるのもいいですね。
また、スイカは置き換えダイエットに適していますが、置き換えは1食だけにして残りの2食はしっかり食べて栄養を摂らなくてはなりません。
スイカだけを食べ続けて体重が一時的に減っても、筋肉まで落ちて代謝が悪くなったり、夏バテしてしまう可能性も出てきます。
スポンサーリンクスイカの効能を無駄にしない食べ方
スイカの皮を食べよう!
普段スイカの皮(白い部分)は捨ててしまうと思いますが、あの部分にこそシトルリンが豊富に含まれています。
捨ててしまうなんてすごく勿体無いのです。
スイカはウリ科の野菜なので、キュウリの代わりに使用すると美味しく食べることができます。
意外にもレシピは豊富で、緑の硬い皮だけ取り除いて調理すれば立派な一品に。
スイカは赤色を選ぼう!
リコピンは黄色のスイカにはほとんど含まれていません。
スイカを選ぶ時は、リコピンが豊富な赤いスイカにしましょう。
スイカはスムージーにして飲もう!
スイカの種って、消化が悪くて食べてはいけないイメージがありますよね。
確かにたくさん食べると消化に良くないのですが、少量であれば問題ありません。
実はスイカの種は栄養が豊富、鉄や亜鉛などのミネラル、オレイン酸、ビタミンEなどが豊富に含まれています。
種ごと砕いてスムージーにすれば、栄養を無駄なく摂ることができます。
中国など一部のアジアでは、スイカの種がお菓子として食べられています。
ピーナッツみたいで美味しいそうです。
スイカの種のお料理「いける?いけない?」 by ウチダシンヤ
まとめ
スイカダイエットは夏限定。期間は限られますが、手軽にできる置き換えダイエットのひとつです。まるごと1個買ってきて、皮の部分も無駄なく食べれば家計も大助かり!?かもしれません。
母乳育児中はスイカダイエットで身体が冷えてしまうのを避けたいところですが、温かいお茶をお供に食べたり、軽い運動を加えることで回避可能だと思います。
短期決戦でマイナス数キロ!夏に向けてチャレンジしてみてはいかがでしょうか。