みなさんこんにちは。
暑くなってくると食べたくなる「かき氷」。
かき氷って水を凍らせて削っているだけだから、ひょっとしてカロリーゼロ?ダイエットに利用できるんじゃない?と思ったことはないでしょうか。
個人的に、かき氷でダイエットできるのであれば、夏は食べまくりたい!のです。
確かに氷はカロリーがありませんが…かき氷には意外な盲点が潜んでいます。
果たして「かき氷」でダイエットはできるのか!?
今日は、そんな「かき氷ダイエット」についてご紹介したいと思います。
Contents
かき氷ダイエット!?
「かき氷ダイエット」なんてあまり聞いたことありませんよね。
その時点でかき氷はダイエット向きの食べ物ではないと推測されるのですが、こんな考え方も存在しているようです。
かき氷を食べたとき、身体は氷を溶かして体温に近い温度まで温めるために熱を作り出す。
その熱を作り出す際にカロリーが消費される。
また、かき氷を食べて下がった体温を元に戻そうとする際にエネルギーを消費する。
つまり、かき氷を食べると消費カロリーが増加するのでダイエットに効果がある。
個人的に「うーん…」というのが正直な感想。
合っているような間違っているような。
もし、この原理が正しいとしても、かき氷でダイエットしたい場合は別の点に注意する必要がありそうです。
スポンサーリンクかき氷のカロリーは?
かき氷のカロリーは、かけるシロップやトッピングによって左右されます。
もちろん氷自体のカロリーは0kcalです。
お店で食べるかき氷でシロップだけがかかったものは、だいたい平均60~70kcal前後です。
ただしこれは、かき氷1食分にかけるシロップを30mlで換算した場合ですので、山盛りのかき氷にシロップを数杯かけると200kcal前後になると思われます。
また、シロップにはイチゴ、レモン、メロン、ブルーハワイなどの種類がありますが、味の違いは香料によるもので、カロリーにほとんど差はありません。
かき氷のシロップやトッピングのカロリー
スーパーなどで市販されているかき氷シロップのカロリーは、1食分(30ml程度)60~70kcalです。
恐るべきはそれに加えるトッピングです。
トッピングの種類 | カロリー |
練乳1食分(約20グラム) | 約66kcal |
白玉だんご1個 | 約30kcal |
あんこ(約20グラム) | 約48kcal |
アイスクリーム(約40グラム) | 約90kcal |
生クリーム | 約84kcal |
※商品の種類によっても若干違いがあります
イチゴのかき氷に練乳は欠かせない、白玉は1個じゃ物足りない、白玉のせるならあんこも欲しい、それならアイスものせて、仕上げはホイップクリーム・・・となると計算せずともわかる通り、恐怖でしかないわけです。
ファミリーレストランやカフェの豪華仕様かき氷のほとんどが300kcal~400kcal以上なので、ものによってはショートケーキを食べるより高カロリー。
コンビニやスーパで販売されているカップのかき氷(アイスやあずきなどがはいっていないもの)は60kcal前後、ミニストップのかき氷も約60~80kcalと比較的低いです。
かき氷でダイエットできる?
かき氷がダイエットに適さない理由【1】体を冷やしてしまう
一般的に夏は痩せやすく、冬は太りやすいというイメージがありますよね。
しかし、実は1年で最も代謝が低くなるのは夏。
外の気温が高くなる夏は、体温を維持するために熱を作り出す必要がないため代謝が下がるのだそう。
基礎代謝が下がった状態でかき氷を食べると、身体が冷えることで更に代謝が落ちてしまいます。
「身体の冷え」はダイエットの大敵、母乳育児でも身体を冷やさないようにいわれますよね。
脂肪を燃焼させるためには基本的に身体をあたためなくてはなりません。
かき氷を食べると内臓から冷えてしまい、身体は体温を維持しようと脂肪を溜め込もうとします。
身体が冷えると血流が悪くなるため、脂肪が燃えにくくなってしまいます。
ただ、1日何杯も毎日食べ続けるようなことがなければ、急に体質が変わることはありません。
かき氷がダイエットに適さない理由【2】シロップの甘味料
かき氷のシロップの多くが「果糖ぶどう糖液糖」という甘味料で、ただの砂糖ではありません。
この果糖ぶどう糖液糖はでんぷんから作られる甘味料で、普通の砂糖に比べて太りやすいという研究結果が存在します。
砂糖より効率よく体内に吸収され、余分な糖質は中性脂肪として体内に蓄積されていきます。
体重が増えるだけでなく、生活習慣病のリスクも高まるのだそう。
そしてシロップの鮮やかな色は、人口着色料でつけられた色です。
たまに食べる程度で体への影響は少ないと思いますが、過剰摂取には十分注意が必要です。
最近では天然の着色料を使用したシロップも販売されています。
スポンサーリンクダイエットに効果的なかき氷の食べ方
食べる時間に気を付ける
かき氷やアイスなどの冷菓を食べる場合は、燃焼させやすい午前中に食べるのがおすすめです。
よく活動する日中に食べることで身体の冷えも軽減できます。
逆に寝る前は食べるのを最も避けたい時間帯。
身体が冷えたまま眠ってしまうのは脂肪を溜め込みやすくなるので危険です。
かき氷を食べる時は「時間」に注意しましょう。
手作りシロップをかける
人工甘味料や着色料が気になるシロップですが、自宅で手作りすれば安心です。
果物から作ったシロップであればカロリーダウンもできるので断然ヘルシー。
砂糖は精製されていない「てんさい糖」「きび砂糖」などを使用するのがおすすめです。
砂糖大根から作られている「てんさい糖」は、身体を温める作用があるそうです。
手作りシロップにフルーツをのせれば、かき氷が豪華になるうえフルーツの栄養も加えることができます。
ジュースなどで氷を作る
かき氷の氷は「水」で作ると思いますが、氷自体をジュースで作るという方法があります。
果汁100%のジュースやカルピスを氷にして削ると、ふわふわのシャーベットになって美味しいんです。
何もかけなくても立派なかき氷が出来上がります。
カルピスの原液をかけたかき氷は子供に人気ですが、かき氷にしてあげると喜びますよ。
ヨーグルトを凍らせてかき氷にすれば「フローズンヨーグルト」になります!
ジュースは「果糖ぶどう糖液糖」が入っていない物を選んで下さいね。
まとめ
かき氷でダイエットをした人の口コミでは、「シロップをかけ過ぎてしまった」「食べ続けて飽きてしまった」「身体が冷えて倦怠感がでたり肩こりになった」などの感想が。
かき氷だけでダイエットすることは不可能です。
しかし、シロップやトッピングを工夫すれば、ダイエット中のおやつとして活かすことが可能です。
市販のカロリー低めのかき氷を利用するのもアリだと思います。
夏の暑さで産後のストレスも助長されがちですが、ダイエット中の気分転換にかき氷はいかがでしょうか。
くれぐれも食べ過ぎにはご注意くださいね。