みなさんこんにちは。
きゅうりの美味しい季節になってきました。
テレビ番組の企画で取り上げられ話題となった「きゅうりダイエット」をご存知でしょうか。
番組内では、山田花子さんが2週間でマイナス2.7kgのダイエットに成功しました。
そんな美味しい夏野菜であるきゅうり、実は「世界一栄養がない野菜」としてギネスブックに掲載されているんです。
しかし、近年の研究で「きゅうり」にはダイエットに役立つ成分が含まれていることがわかり、注目を集めています。
これからスーパーなどの店頭に安価で並ぶことが予想される「きゅうり」、いったいどんなダイエット効果があるのか解明していきたいと思います。
Contents
きゅうりダイエットとは?
きゅうりダイエットは、きゅうりを単品食べするダイエットやきゅうりを食事に置き換えるダイエットではありません。
きゅうりダイエットは、食事の前にきゅうりを1本食べるという方法で行います。
通常の食事にきゅうりを取り入れるだけなので簡単です。
そのままきゅうりを食べるのではなく、すりおろして食べる方がダイエット効果が高まります。
低カロリーなきゅうりを食前に食べることで、その後に食べる食事量を減らしたり、食事のトータル摂取カロリーを抑えることができます。
また、きゅうりに含まれている栄養素にも、ダイエット効果が期待されています。
テレビ番組の企画で痩せた山田花子さんは、昼食と夕食にすりおろしたきゅうりを食べ、2週間で2.7キロ減量しました。
また、日本料理人として有名な野崎洋光さんは、きゅうりを朝食で2本、多い時には1日7本、小腹が空いた時などに食べて、2ヶ月で11キロ痩せたそうです。
結果だけ見ても、きゅうりにはそれなりのダイエット効果がありそうです。
スポンサーリンクきゅうりの栄養は?
きゅうりの90パーセントは水分、1本は約12~14kcalと低カロリーです。
きゅうり1本(100g)の食品成分 エネルギー 14kcal たんぱく質 1.0g 炭水化物 3.0g カリウム 200mg カルシウム 26mg リン 36mg βカロテン 330μg ビタミンK 34μg ビタミンB6 0.05mg ビタミンC 14mg 食物繊維 1.1g
カリウムには利尿作用があり、体内の余分な塩分を排出してむくみを解消する効果があります。
美肌効果のあるビタミンC、粘膜や皮膚を健康に保つカロテン、出血を抑えたり骨を丈夫にするビタミンKが多く含まれています。
きゅうりは体を冷やす野菜に分類されます。カリウムには冷えやむくみを解消する効果がありますが、冷えが原因でむくむ人は、きゅうりダイエットが逆効果になる恐れがあります。また、母乳育児中は基本的に「身体を冷やすと母乳の出が悪くなる」とも言われていますので注意が必要です。
きゅうりダイエットの効果は?
ギネスに認定されてしまうほど「栄養がない」とされるきゅうりですが、ダイエット効果が期待できる成分が含まれています。
きゅうりに含まれる成分「カリウム」
きゅうり1本には、1日に必要なカリウムの約10パーセントが含まれています。
カリウムの利尿作用により、ナトリウム(塩分)の排出が促され、むくみ解消や高血圧予防に効果が期待できます。
きゅうりに含まれる成分「ホスホリパーゼ」
きゅうりに含まれている「ホスホリパーゼ」は脂肪を分解する働きのある酵素です。
この「ホスホリパーゼ」は、きゅうりをすりおろすことでより働きが活性化するといわれています。
そのまま食べても効果は得られますが、ダイエット効果を高めるためにはすりおろすことがおすすめです。
きゅうりに含まれる成分「シトルリン」
「シトルリン」はアミノ酸の一種で、スイカやきゅうりなどのウリ科の野菜に含まれています。
体内の血流を促進する作用があり、「シトルリン」というサプリメントも存在します。
きゅうりに含まれる成分「フィトケミカル」
「フィトケミカル」という成分には、血液をサラサラにして老廃物の排出を促す働きがあります。
デトックス作用により血流やリンパの流れも促進され、代謝のアップが期待できます。
スポンサーリンクきゅうりダイエットの注意点は?
きゅうりは生で食べる!
きゅうりに含まれる酵素は熱に弱く、50度以上になると非活性という状態になり、働きが失われてしまいます。
そのため、きゅうりは加熱調理せずに生のまま食べることがポイントです。
また、すりおろす際にミキサーを使用すると、摩擦熱で酵素が損なわれる可能性がありますので、低速でミキシングするか、手ですりおろしましょう。
すりおろしたらすぐ食べる!
きゅうりをすりおろした後そのまま放置すると、空気に触れて酵素が減少してしまいます。
すりおろしたらすぐに食べることが重要です。
また、すりおろす際には金属製のおろし器が良いといわれています。
すりおろす理由はきゅうりの細胞を破壊してより酵素の働きを活性化するためですが、プラスチック製のおろし器では十分に細胞を破壊することができないのだそうです。
きゅうりだけ食べないように!
きゅうりだけでは栄養が不足してしまいます。
あくまで普通の食事にプラスして食べるようにしましょう。
きゅうりを食べているからといって食事の量を増やしては、ダイエット効果が得られませんので注意が必要です。
きゅうりはすりおろさないとダメなの?
きゅうりを「すりおろす」というひと手間が、次第に面倒臭くなる可能性があります。
すりおろすのが面倒だからきゅうりを食べなくなってしまうよりも、そのままでも食べた方がダイエット効果を得ることができます。
きゅうりは低カロリーでダイエットに適した食材です。
すりおろさなくても、食前に食べることで満腹感が得られますし、間食として食べるだけでも十分ダイエット効果は期待できるはずです。
きゅうりダイエット関連本
まとめ
栄養が無いと思われていたきゅうりには、思わぬダイエット効果があることがわかりました。
家庭菜園でも育てやすいきゅうり、これからスーパーでもどんどん手に入れやすい価格になると思います。
すりおろしたきゅうりは、料理にかけたりアレンジしたり、意外にレシピも豊富です。
暑い夏こそ「きゅうり」をダイエットに活かしてみてはいかがでしょうか。