みなさんこんにちは。
みかんの美味しい季節になりました。
小腹が空いた時など、サッとむいて手軽に食べることができるし、何より美味しいので私自身は好きなのですが、スペシャル感に欠けるためか我が家の子供達にはあまり人気がない「みかん」。
そんな地味な果物「みかん」には、実は秘めたるパワーがあるということを最近テレビで目にしました。
みかんを箱買いしたくなるような内容でしたので紹介したいと思います。
Contents
みかんが最強!?
最新の研究でわかってきた「みかん」の凄さ。
みかんを食べると、骨粗しょう症や動脈硬化など、生活習慣病の発症リスクが大幅に低下するそうなのです。
専門家によると、手軽に食べることができる果物の中では、みかんは最強の果物だと考えられるとのこと。
みかんをよく食べる人の血管年齢の違い
みかんをよく食べる人は身体に違いがあるのかどうか?
みかんの卸をしているという神奈川県小田原市の会社で、血管年齢の調査を実施したところ、実年齢70歳の男性の血管年齢は57歳という結果に。毎日かなりの数のみかんを食べているとのことでした。
実年齢67歳の女性の血管年齢は56歳。その他、測定した全員の血管年齢が実年齢より低いという結果でした。
愛媛県宇和島市での調査では、実年齢56歳の女性の血管年齢は46歳、他の方も皆実年齢より血管年齢が低いという結果になりました。みなさん1日にみかんを4個くらいは当たり前に食べるのだそうです。
静岡県浜松市での調査でも、他2県と同じように全ての方が実年齢より低い数値が出ていました。
スポンサーリンクみかんの健康効果は?
みかんで有名な静岡県三ヶ日町で大規模な調査が行われました。
みかんを食べない人(1個未満)、1~2個食べる人、3~4個食べる人、三ヶ日町の住民1,073人を対象に10年間の追跡調査を行いました。
※シーズン中1日当たりの摂取量
みかんを食べる量と生活習慣病の関係を調べたところ、毎日みかんを3~4個食べる人は、骨粗しょう症や糖尿病といった生活習慣病の発症リスクが低下することがわかったそうです。
調査結果では、みかんを1日3~4個食べる人の場合、動脈硬化症の発症リスクは45パーセント低下、糖尿病の発症リスクは57パーセント低下、骨粗しょう症の発症リスクはなんと92パーセントも低下しました。
更に、肝機能の発症リスクは49パーセント、高脂血症の発症リスクは33パーセント低下するという結果になりました。
みかんに含まれるβ-クリプトキサンチン
みかんパワーの秘密は、みかんの果肉に多く含まれている色素成分「β(ベータ)-クリプトキサンチン」にあります。
海外の研究からでも、β-クリプトキサンチンを摂取している人は肺がんのリスクが低下するといった研究結果が報告されているそうです。
みかんについて研究している同志社女子大学の杉浦教授によると、みかんを1日3~4個食べるのがいちばん効果的なのだそう。日本の温州みかんには、みかんの有効成分「β-クリプトキサンチン」がオレンジの約10倍も含まれています。
- ネーブルオレンジ:210mcg
- 温州みかん:2,000mcg
そして、生活習慣病の予防に役立つ「β-クリプトキサンチン」は、みかんが甘ければ甘いほど多く含まれています。つまり、甘いみかんほど病気の予防に役立つということになるのです。
スポンサーリンク甘いみかんの見分け方
甘ければ甘いほど健康に良いとは言っても、みかんをパッと見ただけでは見分けがつきにくいものです。
番組では、みかんの専門家から簡単な見分け方が5つ紹介されました。
1.みかんの軸の太さ
一つ目は、みかんの軸で見分けます。
みかんの軸というのは写真の赤丸の部分。
切り口に注目します。
細い軸と太い軸、甘いのは細い軸のみかんです。
軸が太いのは樹齢の若い木で、水分が多く水っぽい味なのだそう。
軸が細いのはベテランの木で、実を美味しくするため適度な水分が送り込まれます。
2.みかんのヘタの色
二つ目の見分け方は、みかんのヘタの色です。
緑色と黄色のヘタ、どちらが甘いかというと、黄色のヘタのほうが甘いみかんです。
木に長い間実っている果実はヘタが黄色になるそうです。
熟した果実で甘くておいしいとのこと。
3.みかんの皮の色
三つ目の見分け方は、みかんの皮です。
オレンジ色が濃いみかんと薄いみかん、どちらが甘いか。
正解はオレンジ色が濃いほど甘いみかんです。
4.みかんの皮の模様
四つ目は、みかんの皮の模様で見分けます。
みかんの皮をよく見ると、ブツブツとした模様があるのがわかります。
このブツブツ模様のキメが細かいみかんと粗いみかん、どちらが甘いかというと、キメが細かいみかんの方が甘いみかんです。
5.みかんの大きさ
五つ目は、みかんの大きさによる見分け方です。
みかんは大きさに差がありますが、どの大きさが甘いのか。
正解は、「より小さいみかん」です。
大きいみかんは水分が多いため、甘さが薄まってしまいますが、小さいみかんは水分が少ないため甘さが凝縮されるのだそう。
また、「みかんマイスター」の関根麻里さんによると、表面がボコボコしたみかんは通称「菊みかん」と呼ばれ、甘くて美味しいのだとか。みかん農家の方々は、率先してボコボコしたみかんを食べているそうです。
みかんを箱で購入した時は、箱をひっくり返して底から開けるようにします。底から開けて食べると、傷んだみかんが残らないからだそうです。
まとめ
みかんの選び方のポイントは5つ。
「1.軸が細い、2.ヘタが黄色、3.オレンジ色が濃い、4.皮のキメが細かい、5.小さい」
このようなみかんを選ぶことにより、甘くて美味しいだけではなく健康効果もアップします。
生活習慣病の予防に1日3~4個のみかんを家族で食べるなら、箱で購入するのがお得です。買ってきたら、箱の底から開封することをお忘れなく。保存法も参考にしてみてください。