女性の約8割が悩む「冷え性」を改善する3つの方法!靴下のおすすめは?

女性の約8割が悩む「冷え性」を改善する3つの方法!靴下のおすすめは?

毎年冬になると多くの女性が悩まされる「冷え症」。

私も冬になると手足の指先が冷たくなり、保温効果のある手袋や靴下を欠かすことができません。”あったか機能”のある靴下はダサいから嫌とか言っている場合ではありません。

日本人女性の約8割が冷え性に悩んでいるというデータがあるそうで、朝の情報番組「スッキリ」で”冷え性”について特集されていました。

なかなか改善されない頑固な冷え性。一生付き合っていくのだろうと諦めていたのですが、番組で解説していた「冷え性対策のスペシャリスト」石原新菜先生によると、多くの方が冷え性の原因がわからず、正しい対処法をしていないのだとか。

治らないと思っている冷え性は、実は改善できるかもしれません。

冷え性におすすめの靴下も一緒に紹介したいと思います。

冷え性の原因は血管!?

血管

石原先生によると、手袋をしても靴下の重ね履きをしても手足が冷たかったり、長年冷え性に悩んでいるという場合、”冷え”の原因は血管にあると考えられているそうです。

冷え性には大きく分けて2つのタイプがあります。

一つ目は、体内で熱を作ることが出来ないタイプです。

このタイプに人には「ダイエットをしている、運動不足、やせ型で食べても太らない」という特徴があります。

体は筋肉が熱を作り、脂肪が保温します。やせ形で運動不足の人は筋肉が少なく熱を作ることが出来ず、脂肪が少ないため保温ができないということになります。

二つ目は、熱を体の隅々まで運ぶことが出来ないタイプです。

このタイプに人は「味の濃いものが好き、睡眠不足、高血圧」といった特徴があります。

生活習慣で慢性的なストレスがかかっていたり、味の濃い物を食べ続けていると、高血圧になり血管が弱くなってしまいます。血管が弱ると血流が悪くなり冷え性になってしまうのだそうです。

2つのタイプの冷え性のうち、後者の冷え性は「ゴースト血管」が原因なのだそう。

なかなか治らない重い冷え性の原因は”ゴースト血管”だったのです。

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ゴースト血管とは?

正常な状態の毛細血管は、体中に血液を運び体全体が温まります。身体が冷えるということは、毛細血管に何らかの原因があるということになります。

毛細血管が消滅してしまい血液が通っていない状態ゴースト血管。ゴースト血管になると冷え性が重くなるだけではありません。

  • 動脈硬化
  • 肝臓病
  • 認知症
  • 骨粗しょう症

上のような別の病気を引き起こす可能性もあるのだそうです。

ゴースト血管かどうかの判断方法

血管のゴースト化は加齢によって進んでいきます。ただし、大切なのは実年齢ではなく血管年齢です。

血管年齢は通常、病院で測定してもらうものですが、自宅で測定できる機器も市販されています。

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血管年齢が実年齢より20歳以上の場合は要注意とのこと。

血管年齢を測定できる機器が無い場合は、爪の色でも判断することができます。

健康な爪の色は薄いピンク色ですが、ゴースト血管の場合は青紫や茶色がかったような色になってしまうのだとか。完全に血が通っていないと真っ白になることもあるそうです。

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冷え性を改善する3つの方法とは?

石原先生によると、消滅した毛細血管は二度と戻ってこないわけではなく再生することができるそうです。

そして、毛細血管を再生する事こそが、重い冷え性を改善するポイントになるとのこと。

重要なのは、老化して弱ってしまった血管を元気に戻すことにあります。

入浴・食事・運動」冷え性を改善する3つの方法はどれも簡単で、今日から実践できる内容です。

冷え性を改善する入浴方法

毎日の入浴は、シャワーだけで済まさず、湯船につかって体を温めるようにします。すると血管が開き血行が改善され、血の巡りが良くなると、消滅したゴースト血管が再生してくるそうです。

低温・長時間の半身浴は逆効果なので注意が必要です。40℃で20分までを目安に入浴します。

半身浴がダメなのではなく、冷え性の人が低温のぬるま湯に長時間入るというのが良くないのだそうです。上半身が外に出ているため、体が更に冷えてしまうのです。

石原先生によると、身体が温まったかどうかの目安は”汗がプチプチ出てきたかどうか”で、そのくらいになるまで入浴した方が良いそうです。

冷え性を改善する食事

サバ缶

毛細血管を再生するために効果的な食材は、豆腐とサバの水煮缶です。

豆腐の原料”大豆”には、血管の老化を防ぐペプチド」が豊富に含まれています。そして、サバの水煮缶にはDHAやタウリン、ビタミンEなど、血管の若返り・血流を促進する栄養素が豊富に含まれています。

毎日でなくても良いので、豆腐なら1丁いかないくらい、サバ缶であれば1日1缶くらい食べると良いそうです。

冷え性を改善する運動

ストレッチ

人間の体温の約4割は筋肉から作られています。

そのため、背中・お腹・お尻・太ももなどの大きい筋肉を鍛えることにより、効率よく体温を上げることができます。

冷え性を改善するストレッチは、上のイラストのような姿勢で行います。

ゴースト血管を再生するストレッチ
  1. 左足を1歩前に出してつま先を上げる(ふくらはぎが伸びていると感じるように)
  2. 両手を後ろに引き、手をグーにして握る
  3. 胸をしっかりと開き、肩甲骨を寄せていく
  4. 上げていたつま先を下ろし、後ろのかかとを上げる
  5. 両腕を上げて手をパーに開き指先を伸ばす

前に出す足を変え、左右10回ずつ、1日1回行います。1日の中で最も体温が低い「朝」に行うのが効果的だそう。

肩甲骨周りをよく動かすと、上半身の血流が良くなります。運動が苦手な方は、手をグーパーグーパーと繰り返すだけでも効果があるそうです。

冷え性におすすめの靴下

保温機能のある靴下のイメージというと、昔から”ダサい”とか”ババくさい”といったものでした。

私がこの時期になると探し求めるのは、保温プラス”かかとがスベスベになる”靴下です。種類がありすぎて、買っては失敗して…を繰り返していますが、今一押しなのはこちらの靴下。

保温+保湿の靴下は、生地が分厚いものがほとんどで、洗濯して1日干しておいても乾かないこともあり、悩みの種でした。

こちらの靴下はほどほどの厚さのため、洗濯しても乾くのが早い!なのにあったかいし、かかとはツルツルになるという優れもの。ただ、毎日履いていると毛玉が出来やすいかも。

もうひとつ、昔から愛用しているのが「温むすび」の靴下です。

「足うら美人」シリーズがおすすめ。

靴下の質も、履き心地もとても気に入っています。ただ、乾くのに時間がかかる…それだけが惜しい!2重構造になっているからかもしれません。

なんだかんだ言ってもやっぱりこれに戻ってしまう、というような靴下です。

まとめ

冷え性は体質だから治らないと思い込んでいましたが、改善する可能性があるとわかり、まずは冬の半身浴をやめました。

ゴースト血管を再生するためにできる3つの改善策は、

  1. 40℃で20分間湯船につかる!
  2. 豆腐とサバ缶を食べる!
  3. 1日1回、両手を大きく動かしストレッチ!

こうやって書いてみると、かなり簡単な気がしてきます。

即改善するというわけではありませんが、取り組む価値は大いにあるのではないかと思います。冷え性に悩む女性に限らず男性も、日々の生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。