みなさんこんにちは。
まだ10月に入ったばかりだというのに、インフルエンザで学級閉鎖というニュースを耳にして驚いています。
息子が通う幼稚園や小学校では、溶連菌感染症やアデノウイルス、RSウイルスが流行っているのですが、早くもインフルエンザとは…
いつもは11月から12月に予約するインフルエンザの予防接種、早めた方が良いのかどうか悩むところです。
今年はなぜ秋にインフルエンザが猛威をふるっているのか?予防するためにはどうしたら良いのか?また、今年はインフルエンザの新薬も発売されて話題になっています。
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秋に「インフルエンザ」が流行!?
東京都内の小学校で、9月に今シーズン初の学級閉鎖が出たとニュースになりました。
既に全国でインフルエンザの患者数は約500人に上り、13都道府県24校でインフルエンザによる学級閉鎖となっているそうです。
インフルエンザと言えば冬に流行する印象が強いですが、秋風邪の中にインフルエンザが隠れている可能性もあります。
冬に流行するインフルエンザがなぜ秋に流行しているのでしょうか。
スポンサーリンク秋のインフルエンザ3つの要因
秋に流行るインフルエンザには、3つの要因が考えられます。
要因【1】今年の異常気象
年々猛暑が激しくなっており、今年は過去最大の猛暑。
「夏バテ」から「秋バテ」へと体力が低下し、個人の免疫が低下していることがインフルエンザ流行の一因となっています。
要因【2】訪日外国人の増加
海外からの旅行者が年々増加している日本。オーストラリア、ニュージーランドなど南半球からの旅行者も増えています。
日本が夏の時期、南半球は真冬になります。まさにインフルエンザの流行時期。
南半球の旅行者が潜伏期の内に日本に入国して、日本で発症する可能性があるのだそうです。
要因【3】夏風邪と勘違い
湿度が低い、気温が低いとインフルエンザが流行するのは常識ですが、インフルエンザウイルスは湿度が高くても低くても活動するという海外のデータがあります。
インフルエンザは冬のものだと考える医師も多いため、夏風邪と勘違いし周囲に感染が拡大してしまう可能性があります。
また、インフルエンザは高熱を伴うことが多いのですが、熱が出ないインフルエンザもあるため、風邪と違いが分かりにくいことも。
いつもの風邪じゃないと自分で感じる時や、筋肉痛や関節痛がある場合はインフルエンザを疑った方が良いそうです。
インフルエンザの予防接種はいつすべき?
我が家ではだいたい毎年11月~12月にインフルエンザの予防接種を予約します。でも今年のように秋からインフルエンザが流行しているとなると、予防接種はいつ打てば良いのか迷ってしまいます。
通常、インフルエンザの予防接種は10月1日から始まるのですが、ワクチンの効力には期限があるため予防接種の時期が非常に重要となります。
インフルエンザワクチンは接種してすぐに効くわけではなく、有効になるまでおよそ2週間、効果が続くのは5ヶ月間と言われています。
秋にインフルエンザが流行っているからと10月早々に予防接種を行ってしまうと、インフルエンザの流行ピークの3月には効果が切れてしまうのです。
そのため、予防接種は10月末~11月、12月が推奨されます。5ヶ月間ワクチンの効力をもたせて、流行期である1~3月を乗り切るのが良いそうです。
スポンサーリンク秋インフルエンザの予防法は?
インフルエンザに限らず最も基本的な予防法は、「十分な栄養と休養をとる」ことです。
うがい・手洗い
うがいや手洗いも基本的な予防法の一つですが、「お茶」でうがいをすることがインフルエンザ予防に有効なのだそうです。
そういえば、以前どこかの小学校で「緑茶うがい」を実施しているとニュースになっていました。緑茶に含まれるカテキンには殺菌作用があります。
お茶のカテキン作用と喉を潤すことが免疫力アップにつながります。
うがいではなく、こまめにお茶を飲むようにするだけでも効果があるのだそう。喉を乾燥させないことが重要です。
のどの保湿に効果的なのがマスクの着用。外からのウイルスを防ぐこともできます。
こまめに換気する
最新の高機能な空気清浄機には、ウイルスをブロックするような機能が付いていてインフルエンザ予防に有効です。
空気清浄機が無くても、定期的に換気してウイルスを外に出すということが予防つながります。
1日約15分の日光浴をする
ビタミンDがインフルエンザや風邪、肺炎など呼吸器感染症の予防に役立つのだそうです。
ビタミンDは日光浴することにより、体内で生成することができます。
1日15分くらい、通勤や通学、スーパーへの往復など、手の甲が日光に当たるだけでも良いそうです。
食材では、魚介類やキノコ類からビタミンDを摂取することができます。
インフルエンザの新薬が登場
今年、インフルエンザの新薬「ゾフルーザ」がシオノギ製薬から発売されました。
従来からあるインフルエンザの薬「タミフル」は1日2回、5日間のみ続けるのに対し、「ゾフルーザ」は1日1回飲めばOK。
従来のインフルエンザ薬とは作用機序が違い、「タミフル」や「リレンザ」は細胞の中で増殖したウイルスを、細胞外に拡散されるのを抑える効果があるのに対し、「ゾフルーザ」は細胞内レベルで増殖を抑えるため、より早く効くのだそう。
「ゾフルーザ」の方が「ウイルスを早く外に出すことができる=早く治る」と考えて良いのだそうです。
ただし、新薬のため処方数もまだ少なくデータも限られているため、重篤な副作用はないとされてはいますが注意は必要とのことです。
インフルエンザの感染ポイント
インフルエンザは飛沫感染、接触感染が主体と言われています。
ある研究結果によると、インフルエンザウイルスは、金属についた場合は約24時間ウイルスの活性が落ちないのに対し、衣服についた場合は約15分で活性が落ちるのだそう。
ドアノブや手すり、硬貨など金属からの感染により注意すべきということになります。
ただし、流行時期はタオルの使いまわしでも感染することがあるため、ペーパータオルに変えたりすることも予防として効果的です。
まとめ
インフルエンザは毎年A型が2種類、B型が2種類流行しますが、2018年9月に流行し始めているのはA型だそうです。
予防接種を予定している11月~12月までは、うがいや手洗いなどの自己管理で感染しないよう乗り切るしかありません。実際インフルエンザの予防接種をしてもかかったことがあるため、接種したところで100%ではないと思ってはいるのですが…
子供たちは学校でもらってくる可能性が高く、なかなか防ぐのも大変です。せめてうがい手洗いは徹底させて、水筒の中身を緑茶にしてみるのも良いかなと思います。