みなさんこんにちは。
産後ダイエットしているのになかなか痩せない、それは自分のダイエット方法が間違っているからだ、もっと追い込まなくては駄目なんだ、と自分を責めてはいませんか?
確かに産後ダイエットのやり方が間違っていたり、生ぬるかったりする事が、痩せない原因の場合もあります。
しかし、実は痩せない理由として、意外に軽視されているのが「産後のストレス」です。
食生活も見直した、適度に運動もしているのに痩せなくて悩んでいるという方は、ストレスが溜まっていませんか?
そのストレス、放っておくと様々なところに悪影響を及ぼします。
そんな怖ーい産後ストレス、産後ダイエット成功の為にも、少しだけ向かい合ってみたいと思います。
Contents
みんなが抱える産後のストレス
産後はみなさん何かしらのストレスを抱えています。
ちょっとしたことでもイライラ・・しますよね。
育児によるストレス
産後のママが抱えるストレス第1位はこれだと思います。
特に一人目の出産の時は、初めての赤ちゃんのお世話で疲労困憊。
うまくおっぱいが出なくてイライラ、苦労して寝かしつけたのに夜泣きでイライラ、せっかく作った離乳食を食べてくれなくてイライラ。
二人目の赤ちゃんが生まれると、今度は上の子の赤ちゃん返りでイライラ・・イライラ無限大です。
産後のママが抱えるストレスは想像以上のものです。
箇条書きにしてパパに見せてやりましょう。
スポンサーリンク産後ダイエットによるストレス
食事制限ダイエットをしていると、食べたい物を食べることが出来ない、というイライラが募ります。
細かくカロリー管理したり、時間のかかるダイエットメニューを作ることも、産後ただでさえ少ない自分の時間が削がれることになりストレスに。
痩せたいのに痩せなくてイライラして、産後ダイエットそのものがストレスにもなります。
また、産後骨盤ケアのためにガードルやニッパーで必要以上に締め付けるのは、血行が悪くなり冷えや肩こりの原因となり、身体そのものにストレスを与えているということにも。
何事もやり過ぎは禁物です。
仕事や家庭のストレス
特にお仕事をしているワーキングママは、「時間が無い」ことに関して最もストレスを感じているようです。
仕事から帰って来て、家事と育児してダイエットもなんて、確かに時間が足りませんよね。
そして、仕事の帰りが遅い、家事を手伝ってくれない、育児に無関心な旦那さんにイライラ…
無駄に口出ししてくる親や親族にイライラ…
家事も育児も仕事も華麗にこなす友人と自分を比較してイライラ…
本当にたくさんあります。
スポンサーリンク産後痩せない原因、ストレスとホルモンの関係
満腹感と深く関わりのある「セロトニン」の影響
「セロトニン」という言葉を一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
セロトニンとは「ノルアドレナリン」や「ドーパミン」と並んで、体内で特に重要な役割を果たしている三大神経伝達物質の一つです。セロトニンは人間の精神面に大きな影響与え、心身の安定や心の安らぎなどにも関与することから、オキシトシンとともに「幸せホルモン」とも呼ばれます。
セロトニンには「精神を安定させる」役割の他、満腹感を感じさせ、食欲を抑制する働きがあります。
ストレスを感じると、脳内のセロトニンの分泌が抑制されてしまいます。
そのため、脳はセロトニン不足に陥り「食べたい」という欲求が現れます。
ストレスで甘い物が食べたくなることはありませんか?
甘い物を食べるとセロトニンの分泌が増え、気持ちが落ち着くからなのです。
ストレスでセロトニンが不足していると、お腹がいっぱいなのに空腹を感じるという現象を引き起こし、さらに食べてしまうということに。
ストレスで食べ過ぎてしまうのにはこんな理由があったのです。
ストレスホルモン「コルチゾール」の影響
「コルチゾール」は代謝や免疫に関わる重要なホルモンの一種で、さまざまなストレスに反応して分泌されるため「ストレスホルモン」とも呼ばれています。
コルチゾール(Cortisol)は、副腎皮質ホルモンである糖質コルチコイドの一種であり、ヒドロコルチゾン (hydrocortisone) とも呼ばれる。炭水化物、脂肪、およびタンパク代謝を制御し、生体にとって必須のホルモンである。
コルチゾールには「抗ストレス」作用があり、ストレスを受けた体の機能を保って守ろうとします。
コルチゾールの分泌が増加すると、食欲を抑える働きのあるセロトニンの分泌が減少してしまい、食欲が増加します。
また、コルチゾールは筋肉の分解も引き起こすため、代謝が低下し、脂肪が燃焼しにくくなります。
ストレスから守ってくれるコルチゾール、ダイエットする上では敵なのです。
産後痩せない原因、自律神経の乱れ
「自律神経」には「交感神経」「副交感神経」という2つの神経があり、それらがバランスをとり合って体の機能を保っています。
ストレスによって交感神経と副交感神経のバランスが崩れ、交感神経が優位な状態になると、血流の悪化、代謝の低下、冷え、消化不良、肌荒れ、精神バランスが崩れる、といった症状を引き起こします。
ストレスで食べ過ぎてしまうのは、自律神経の乱れが深く関係しています。
自律神経を整えるためには、まずストレス要因を取り除くことです。
他にもたくさんの方法があります。
- 毎朝朝食を食べる
- 睡眠を十分にとる
- 寝る直前にテレビやスマホを見ない
- 起き抜けにコップ1杯の水を飲む
- 起きたらすぐ部屋のカーテンを開ける
- 目覚めたら、布団の中でストレッチをする
- 爪の生え際を刺激する
- 腹式呼吸をする
自分が気付いていないだけで、実は自律神経が乱れている可能性は大いにあります。
激しい運動や厳しい食事制限をしなくても、自律神経を整えるだけで痩せる人もいるくらいなので、改善しておきたいですよね。
まとめ
ダイエットを全くのストレスフリーで行うことは不可能だと思います。
でも、ストレスを減らす工夫はいくらでも出来ます。
育児ストレスの解消は、旦那さんの協力が不可欠だと思いますので、是非協力してもらいたいものです。
私としては、赤ちゃんから少しだけ離れる時間を作ることがおすすめです。
育児放棄みたいで聞こえが悪いかもしれませんが、数時間、美容院や整体に行ったり、お友達とお茶したり、それだけで相当なストレス解消になります。
赤ちゃんと二人きりで息が詰まるような育児を続けると、産後うつを招くことにもなりかねません。
自分が楽しい!と思えるストレス解消法をいくつか見つけて、産後ダイエットに生かしてくださいね。