みなさんこんにちは。
毎日絶対に使用するものでありながら、なかなかお手入れする機会が無い冷蔵庫。
かの有名な「おさよさん」の冷蔵庫収納を見ては「綺麗だなぁ」とため息が出るばかりで、なかなか我が家の冷蔵庫に取り入れることなく現在に至っていました。
紹介される冷蔵庫整理術は確かに真似したいけれど、カットした食材を綺麗に小分けしたり、分類ごとにラベリングしたり…継続できそうにない手法ばかりで一歩が踏み出せず。
そろそろ大掃除の時期なので、見て見ぬ振りを続けてきた冷蔵庫を何とかしようと奮起しました。自分でも続けられそうな「100均グッズ」を利用したおさよさんのテクニックを取り入れつつ、使いやすい冷蔵庫を目指し整理してみました。
Contents
中の物が把握できる冷蔵庫に
整理整頓のプロ「収納のおさよさん」によると、冷蔵庫はパンパンになるほど物を詰め過ぎず、開けた瞬間に中の物がわかるような冷蔵庫にするのが良いのだそう。
今回、冷蔵庫整理に着手するまでは、空いている場所にどんどん詰め込むスタイルで食材を入れていた為、どこに何が入っているか全てを把握できていませんでした。
こういった使い方は、食材の管理が難しくなるため賞味期限切れが発生してしまう原因となります。
食品の場所がすぐにわかるよう、冷蔵庫はだいたい全体の7割収納を心掛けるのが良いそうです。
また、以前冷凍室が故障した際に電気屋さんから「入れ過ぎです」と言われたことがあります。冷凍室は詰め過ぎるとすぐ故障するそうなので注意が必要です。
スポンサーリンク100均グッズを使った冷蔵庫整理術
まず最初に、冷蔵庫の中の物を全部出します。
おさよさんによると、クーラーボックスに移して一時保管すると良いらしいのですが、今の時期は気温が高いわけではないので、冷凍室の掃除をする時だけ中の物をクーラーボックスに移しました。
空になった冷蔵庫は、汚れた部分をアルコールで拭き掃除します。取り外すことのできる棚は洗います。
冷蔵庫の中は温度が低いからといって侮れないのだそう。ゴミや埃をためると雑菌が繁殖しやすくなります。
冷蔵庫の中身を出したら、賞味期限などを確認して「いるもの」「いらないもの」に分けます。
我が家の冷蔵庫の場合、いつのものかわからない「タレ」やら飴玉などがドアポケットに溜まりがちでした。このまま取っておいても食べる機会が無さそうなものは、思い切って全部捨てました。
冷蔵庫に戻すものだけ残したら、いよいよ整理して入れていきます。
ドアポケットの掃除と整理
賞味期限が長いため放置しがちな調味料は、年末の大掃除のタイミングで賞味期限を見直すと良いそうです。確かに賞味期限切れがいくつか出てきました。
気付くと汚れているドアポケットの底は、掃除を楽にするためにキッチンペーパーを敷いておきます。
キッチンペーパーが汚れたら、汚れた面を内側に返し、周囲を拭いてからポイっと捨てるだけ。また新しいものを敷いておけば常に清潔を保つことができます。
そして、おさよさんによると卵はパックのまま保存するのが良いとのこと。
サルモネラ菌などの雑菌が他の食品に付く可能性があるからだそうです。我が家の場合、単にパックから卵を出すのが面倒なのでそのまま入れていたのですが・・それが正解だったとは。
冷えピタやドリンク剤など、頻繁に使用しない冷蔵保存の薬はドアポケットのいちばん上へ収納します。
冷蔵庫上段にドリンクを
今までは空いている色々な場所に突っ込むように入れていた缶やペットボトルの飲み物。
冷蔵庫のいちばん上の段に保管場所を作り、立てて収納するのではなく横に寝かせて収納します。
そのままではコロコロ転がってしまう為、100均アイテムを使用します。
どこの100均でも売っている滑り止めシートと隙間テープです。
冷蔵庫の棚の幅に滑り止めシートをカットしたら、ドリンクを置く間隔で隙間テープを貼るだけ。
飲み物を重ねて置いても転がることはありません。
取り出しやすい上、ストックが何本あるか確認しやすいので、ビールの冷やし忘れもなくなりました!
用途別に食材をまとめる
冷蔵室の2~4段目は、100均のトレーを使って整理します。
トレーには用途別に食材を分けて入れます。例えば「朝食セット」のトレーにはバターやジャムなど。トレーは引き出すことができるので、奥の物も取り出しやすくなります。
使いかけのカレールーなど、早めに消費したいものはまとめて保存袋に入れます。子供の食べかけお菓子なども保存袋にまとめます。
早めに消費したいものを集めたトレーを、目線より下の段に配置します。目に付きやすいところに置くことで賞味期限切れを防止します。
また、全てにおいて決められた場所を作るのではなく、フリースペースも作っておいた方が冷蔵庫は使いやすいそう。
味噌ストッカーが超おすすめ!
ご存知の方も多いと思いますが、最近の100均グッズでいちばん買って良かったと思ったものが「味噌ストッカー」です。
まず、ケースについた取っ手のおかげで冷蔵庫から取り出しやすい!味噌の持ち運びが楽!
そして、味噌のケースはだいだいどれも同じような形だと思いますが、あのプラスチックのふたの開け閉めが煩わしい。味噌ストッカーには密閉できるフタが付いているので、プラスチックのフタが不要です。
フタが違うだけでノンストレス。袋の味噌でもポンと入れてフタを閉めておけばOKです。
スポンサーリンクチルド室の使い方
これまで意識して使用することのなかったチルド室。フレッシュルームなどと呼ばれることも。
チルド室は冷蔵室よりも温度が低く0度からマイナス1度前後、食材の長期保存に向いているのだそうです。
チーズやヨーグルトなどの乳製品、納豆や漬物などの発酵食品、練り製品や豆腐、肉や魚を収納するのに適しています。
また、鮮度を落としたくないけれど冷凍したくない、お刺身の保存にも向いています。ビールをキンキンに冷やしたいなんて場合も使えます。
野菜室の掃除と整理
気付かないうちに汚れている野菜室。玉ねぎの皮や大根の葉などの野菜くずは、毎日開け閉めしているのに放置しがちでした。
おさよさんのご自宅の冷蔵庫では、野菜はクリアボックスに立てて収納。葉物野菜の茎は水で浸して鮮度を保っていました。
野菜室の底には新聞紙を敷いて汚れを防止します。上段のトレイにはキッチンペーパーを敷きます。そして野菜を立てるため、クリアボックスの代わりに紙袋を使用します。
紙袋は冷蔵庫の高さに合わせて、内側に折り込みます。紙袋なら汚れた時に捨てれば良いので掃除も簡単です。紙袋や100均のカゴで仕切るだけで野菜が見つけやすくなりました。
冷凍室の掃除と整理
冷蔵庫の故障の原因にもなった冷凍室がいちばん問題でした。本当ならもう少し冷凍食品を買い置きしたいのですがパンパンで入りません。
おさよさんのご自宅は、食材が全て保存袋にまとめられ、ダブルクリップにマスキングテープを貼って何が入っているか記載、魚と肉に色分けするという徹底ぶり。
さすがに真似できないので、おさよさんの簡単収納アイディアを取り入れました。
まず、冷凍室の底にアルミホイルを敷き詰めます。アルミホイルはキッチンペーパーより熱伝導率が高く、敷くことで汚れ防止になります。
そして、100均グッズのフリーザーエンドを使用して、食品を立てて仕切ります。フリーザーエンドはスライドして幅を調節可能なので、食材に合わせて使用できます。
使いかけの食材は冷凍用保存袋に入れ、マスキングテープに何が入っているか記載し貼っておくとわかりやすく便利とのこと。
製氷機や給水タンクのお手入れ
氷を自動で作ることができる製氷機。冷蔵庫を購入したばかりの頃は使っていましたが、今は使用していません。氷はスーパーやコンビニで買った物をストックしています。
なぜ家で氷を作らないかというと、「製氷機はかなりマメに手入れしないと雑菌だらけの氷を口にすることになる」という恐ろしい話を知人から聞いたからです。
実際に、冷蔵庫の取扱説明書には週に1回給水タンクやフィルターを掃除、水道水以外で製氷する場合はなんと3日に1回お手入れが必要との記載が。フィルターは3~4年に1回取り換えが必要なのだそうです。
これが面倒で氷は買った物を使うようになりましたが、製氷機をお手入れするための洗浄剤がありますので、ご自宅の製氷機がやばそう…と思った方は試してみてはいかがでしょうか。
まとめ
冷蔵庫のどこに何が入っているか把握できると、自分だけでなく家族も使いやすい冷蔵庫になります。100均グッズを使って食材を並び替えるだけで、だいぶ使い勝手が良くなりました。
現在使用している冷蔵庫は420Lです。本当はもっと食材を買い置きしたいので、詰め込みすぎ回避の為にもより大きな冷蔵庫が欲しいところ…特に冷凍庫の容量が欲しい!
今回冷蔵庫整理をしてみて反省したのは、多くの食べない食材を入れっ放しにし過ぎたことです。「いつか食べるだろう」と思って保存しておいたものは、大体その後も食べないような気がします。
一旦冷蔵庫の中の物を全て出すという作業はなかなか気合いが要るものですが、年末の大掃除だと思って挑戦してみてはいかがでしょうか。