みなさんこんにちは。
日頃、フローリングの床掃除というと、掃除機やクイックルワイパーで埃を取ったり、ベタつく時は雑巾がけをするなどしています。
年に1度の大掃除では、それにプラスして仕上げの「ワックスがけ」という作業が加わる…はずですが、実際は毎年しっかりワックスがけをしていたわけではなく、数年前に1度ワックスをかけたことがあったかどうかという程度。
しかも、いい加減な作業だったためか塗り方にムラがあり、所々剥げた部分や、逆に厚く塗り過ぎた部分もあって、フローリングを綺麗に見せるどころか、逆に汚くなったような気がしていました。
見て見ぬふりをすること数年、さすがに汚れも目立ち始め、今年は丁寧にワックスをかけて床をコーティングすることに。「失敗したらやり直せばいいや」くらいの気持ちで行いましたが、素人DIYでもきれいに塗ることができました。
今日は、フローリングのワックスがけレポートと、ワックス塗布の必要性についてもご紹介したいと思います。
Contents
フローリングの汚れの原因は?
毎日生活していると気付かないものですが、フローリングは汚れが蓄積するとだんだん黒っぽく汚れてきます。
フローリングの黒ずみ汚れの最も多い原因は、足の裏から出る皮脂汚れだそうです。
普段からスリッパを履かずに生活している、子供が裸足で走り回っているという場合、拭き掃除をしてもすぐに汚れてしまいます。
キッチンまわりのフローリングの汚れは、油のハネが原因であることが多いそう。皮脂や油の汚れはベタつきの原因にもなります。
また、窓の近くのフローリングが黒ずんでいるという場合、その黒ずみの正体は「黒カビ」かもしれません。雨が吹き込んで濡れたままにしてしまうなど、湿気は黒カビの原因となります。
表面に付着した物であれば簡単に落とすことができますが、目地に入り込んだ黒カビは少し厄介。最悪フローリングを張り替えないと元に戻すことはできません。
ワックスが汚れの原因!?
フローリングを保護するために塗るワックスですが、過去に塗ったワックスの劣化が汚れの原因になることもあります。
何回も塗り重ねたワックスは、時間の経過と共に劣化してくるのだそう。この状態のまま放置すると、フローリング自体が傷む原因になります。
全体的に黒ずんできた、ベタつくようになってきたという時は、最初に古いワックスを剥がしてから新たにワックスをかける必要があります。
スポンサーリンクフローリングにワックスをかける必要性は?
どうしてフローリングにワックスをかけなくてはいけないのか。あんな面倒臭い作業、年に1回だってできればやりたくないのですが、やっておけば良いことがあるのです。
ワックスがけによって得ることができる、主なメリットは下の3つです。
- フローリングの掃除が楽になる
- フローリングの傷を防止できる
- フローリングが綺麗に見える
特に小さなお子さんがいるお家では、ワックスの恩恵を感じることができるはずです。やたらと液体をこぼす、物を落とす、引きずる…等々。フローリングは日々ダメージを受けています。
ワックスを塗るだけで格段に掃除が楽になると共に、フローリングの傷防止になるのです。さすがに深い傷はどうにもなりませんが(我が家にはパテで補修した傷がいくつもあります)。
そして、今回ワックスがけをするにあたり、正直素人のDIYなのでプロの業者さんのようにはいかないだろうと思っていましたが、わりと満足いく出来となりました(おそらくプロに頼めばもっと良くなったと思います)。
フローリングをワックスでコーティング!
いよいよワックスをかけていきます。ワックスは2回塗るのが効果的ということで、説明書通り1層目と2層目を2日間にわけて塗ることにしました。
使用したワックスはこちら。
「ウレタン樹脂ワックス」というフロアコーティング剤です。洗浄液がセットになっています。
耐久性が高く、2度塗りすれば2~3年効果が持続するという優れものです。
ウレタン樹脂ワックスとアクリル樹脂ワックスの2種類から選択できたのですが、「耐久性と光沢性」からウレタン樹脂ワックスの方を選びました。※違いについての詳細は商品ページでご確認ください。
手順1 洗浄液でフローリングを掃除
最初に洗浄液を使ってフローリングを掃除します。汚れがついたままだとワックスの塗りムラの原因になるため、しっかり拭いていきます。
洗浄液は50倍程度の水で希釈して使います。こびりついた汚れなどはメラミンスポンジで落としながらフローリングを拭いていくと、雑巾がすごい色に。「掃除機+たまに水拭き」くらいでは、ちゃんと汚れが落ちていなかったのだと実感しました。
今回は付属していた床用洗浄液を使用しましたが、無い場合は市販の床洗浄剤、もしくは台所用の中性洗剤を希釈したものでも良いそうです。
手順2 道具とワックス剤を準備する
次に、ワックスがけに使用する道具を準備します。
ワックスがけが成功するかどうかは使用するモップにかかっているらしく、ワックス用のモップを購入するかどうか悩みました。モップが結構高額だったので。
専用モップなら絶対に上手くいくという保証もないし…と思い、最終的にはクイックルワイパーの本体にマイクロファイバータオルを付けて使用することに。
予想外にタオルがワイパーの先端にフィットしました。100円ショップのタオルなのですが、厚みもちょうど良くて、ワイパーにしっかり留まりました。
スポンサーリンク手順3 ワックスを塗る(1回目)
ワックスを塗る前に、幅木や家具など、ワックスが付くと困るものにはマスキングテープや養生テープで保護します。今回は特にこの作業はしませんでした(面倒臭かっただけ)。
ワックスを床に直接まき、塗り広げていきます。ワックスをジョウロなどに移し変えるとやりやすいそうです。購入したワックスには、タンクに直接付け替えることができるノズルのようなものが付属していたので、それを使用しました。
ワックスはフローリングの木目に沿って塗っていくのが正しいやり方です。
最初はおっかなびっくり少量ずつこぼしながら塗っていたのですが、どうやらわりと大胆にドバっと出して塗り広げた方がやりやすいと分かり、その後はスムーズに塗ることができました。
手順4 ワックスを乾かす
塗り終わったらワックスを乾燥させます。しっかり乾燥させることが大切だそうです。
扇風機やドライヤーを使って乾燥させる場合は、20~30分で初期乾燥(指で触れて跡がつかない程度)が完了するとの説明がありましたが、どちらも使わずそのまま3時間程放置しました。
手で触ってみて大丈夫そうだったので、塗った上をそっと歩いてみましたが、跡が残ることはなかったです。
1回目塗布後がこちら。程よいツヤが!
2層目は翌日に塗布するため、使用したマイクロファイバータオルは水洗いして干しておきます。しっかり乾かしてから2層目を塗った方が良いとのこと。
手順5 ワックスを塗る(2回目)
翌日、1回目と同じように2層目を塗っていきます。乾燥が終われば作業は終了です!
ワックスがけ2回目の翌日がこちら。
1日目より更にツヤがアップ!
ガラスのような光沢感はありません。ワックス塗りたての状態くらいピカピカすることを期待していたので少しだけ残念。しかし、塗る前の状態とは雲泥の差です。写真ではわかりにくいかもしれませんが、つやっつやのフローリングになりました。
まとめ
ワックスがけというと、事前準備から大変そうなイメージが先行しがちですが、実際にやってみて、想像していたよりずっと簡単でした。
ただ、2人で作業した方が断然はかどると思います。一人がワックスをまいて、一人が塗る、という作業分担が良いそうですよ。
プロの業者に頼む程ではないけれど、フローリングの傷みが気になってきたという方は、ワックスがけDIYにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。