みなさんこんにちは。
浴室に出現する憎き黒カビ。気になったら「カビキラー」を使って掃除すれば、大抵のカビは綺麗になっていました。ところが、カビキラーではどうしても落ちなかったのが「お風呂のフタのゴムに付着した黒カビ」です。
初めのうちはそれほど気にならなかったため、「このくらいはまぁいいか」と取れなかった黒カビを見なかったことにしていました。それから早数年。さすがに「何とかしたい」というレベルにまで増殖。
いろいろ事前調査して、「ゴムパッキン用カビキラー」と「カビトルデス」を使って掃除をしてみることにしました。
お風呂のふたのゴムに付着する、3年(以上)モノの頑固な黒カビに効果はあるのかどうか!?
Contents
お風呂のカビにはカビキラー?
「カビには赤のカビキラー」でお馴染みのこちら。我が家も日頃からお世話になっています。
ちょっとしたオレンジのカビや、うっすらと黒カビかな?と思った時にスプレーし、少し時間をおいてから流すだけでお掃除完了!プールの消毒ようなあの臭いと、換気やゴム手袋必須という扱いにくさがネックではありますが、常備しておきたいお掃除アイテムです。
カビキラーはアルカリ性のカビ取り用洗浄剤です。
- 次亜塩素酸塩
- 水酸化ナトリウム0.5%
- 界面活性剤(アルキルアミンオキシド)
- 安定化剤
成分表示は上記の通りです。
カビキラーは3つの主成分
次亜塩素酸塩・水酸化ナトリウム・界面活性剤に加え、独自の強力浸透成分を配合。
カビの根までしっかり効きます。
そして、メーカーではこのように「強力浸透成分」がカビの根の奥の奥まで強力に浸透して、ゴムパッキンの黒カビもすっきり落とすと書いてあるのですが…
どうしても、お風呂のふたの黒カビだけが落ちない!
「カビキラー+コットン+ラップ」で2~3時間パックしてみましたが、黒カビは薄くならず。
いつもなら、この方法でちょっとくらいの黒カビだったら落とすことができたのに。さすが数年物の黒カビはしつこさが違います。
スポンサーリンクゴムパッキン用カビキラーを使ってみた
スプレータイプのカビキラーで歯が立たないならコレだ!ということで「ゴムパッキン用カビキラー」を試してみることにしました。
両者の成分は下記通り。
カビキラー | ゴムパッキン用カビキラー |
---|---|
次亜塩素酸塩 | 次亜塩素酸塩 |
水酸化ナトリウム 0.5% | 水酸化ナトリウム 1% |
界面活性剤(アルキルアミンオキシド) | 界面活性剤(アルキルアミンオキシド) |
安定化剤 | 安定化剤 |
ほとんど同じですが、ゴムパッキン用カビキラーはゲル状なので黒カビに密着させることができます。
ペンのような形状で、先端が細くピンポイントで塗りやすい!スプレータイプのように液が飛び散らないのも良いです。
手順1 ゴムパッキン用カビキラーを塗る
今回落としたい黒カビがこちら。
白い風呂ふたの周囲にグレーのゴムが付いているのですが、ゴムの部分だけどうしても黒カビが落ちないのです。スプレータイプのカビキラーで、極細かい黒カビが多少落ちた後での、この状態からスタート。
黒カビに沿ってゴムパッキン用カビキラーを塗っていきます。
思った以上にジェルが垂れるので、風呂ふたを立てて作業するのは少しやりにくかったです。
手順2 上からキッチンペーパーとラップを重ねる
今回は最初から気合いを入れて、塗布した上からキッチンペーパーを重ね、さらに上から塗布、その上をラップで覆うという作戦でいきました。
手順3 そのまま丸1日放置する
メーカーの使用方法では「塗布後15~30分放置し、カビが取れなかったら再度繰り返す」となっています。
30分後に塗った部分をちらっと確認してみましたが、全く落ちている感じがしなかったので、この際しっかり時間をおいてみることに。
すると、丸1日放置でかなり薄くなったのです。
いちばん黒カビの酷かった部分がこの状態にまで薄くなり、他の部分はほぼ落とすことが出来ました。
「ここまでやればもういいだろう」と思いました。ところが、黒カビは徹底的に除去しないと、少しでも残ったところから増えてくると聞き、次の一手を打つことに。
黒カビの完全除去は専門業者でも難しい
ゴムパッキンなどに付着した黒カビを完全に落とすことは、専門の業者でも難しいのだそうです。いちばん良いのは、ゴムパッキンそのものを張り替えるという方法。お風呂のふたであれば「買い替える」ということになります。
カビトルデスPROを使ってみる!
カビ取り用洗浄剤といえばカビキラー。それしか知らなかったのですが、他にもあるに違いないと調べて行きついたのが「カビトルデス」という製品。
「カビには赤のカビキラー」に対して、こちらは「黒」です。とっても効きそうなパッケージ。
こちらもゴムパッキン用カビキラーと同じく、先端が細く塗りやすくなっています。防カビ剤が配合されていて、約1ヶ月効果が持続するのだそう。
カビトルデスの成分は?
ゴムパッキン用カビキラーとカビトルデスの成分を比較してみました。
ゴムパッキン用カビキラー | カビトルデス |
---|---|
次亜塩素酸塩 | 次亜塩素酸塩 |
水酸化ナトリウム 1% | 水酸化カリウム 1% |
界面活性剤(アルキルアミンオキシド) | ゲル化剤 |
安定化剤 | 安定化剤 |
防カビ剤 |
ナトリウムとカリウムでどう変わるのか…ごめんなさい。よくわかりません。
カビトルデスには界面活性剤が含まれていませんが、代わりにゲル化剤と防カビ剤が含まれています。
カビトルデスを塗布!
カビトルデスを塗っていくと、ゴムパッキン用カビキラーと大きく違う点に気付きます。
まず、ジェルが垂れません(ゲル化剤の作用)。お風呂のふたを立てながらでも塗りやすいです。そして、ジェルに赤い樹脂ビーズが含まれており、塗った部分がわかりやすいです。
そして最も違うのが使用中の臭いです。
カビキラー類に共通するのが、あの塩素特有の刺激臭。カビトルデスは塗ってもあの臭いがしないのです。これは凄いと思いました。ゴムパッキン用カビキラーを塗って放置している間は、塩素臭が充満して気分が悪かったです。※換気しながら使用しましょう
丸1日放置してみる!
カビトルデスは時間をおくほどゼリーのように固まって落ちにくくなります。その場合は歯ブラシなどでこすって落とす必要があります。今回は、水を流しながらゴム手袋でこするだけで落とすことができました。
約24時間おいてみた結果、更に黒カビは薄くなりました。よく見ないとわからないくらいに!
今回黒カビ掃除をしてみて、スプレータイプのカビキラーよりゴムパッキン用カビキラーの方が効果がある(お風呂のふたのゴムに対して)ということがわかりました。
しかし、ゴムパッキン用カビキラーよりカビトルデスの方が効いたかどうかというと、実際効果は同等ではないかと思うのです。もし、最後にカビトルデスではなく、再度ゴムパッキン用カビキラーで丸1日パックしたら、同じ結果が得られたと思います。
ただ、使用感としては圧倒的にカビトルデスの方が良いです(ジェルが垂れないし刺激臭がない)。
仕上げにこちらを使って防カビ対策してみました。どのくらい効果が持続するか楽しみです。
水を少し入れるだけという手軽さも魅力。火を使わないので安心です。
まとめ
お風呂のふたに発生した黒カビは本当に頑固です。今回のように、何年も放置したものだと尚更取れにくいです。
しかし、「ゴムパッキン用カビキラー」や「カビトルデス」のようにジェル状のカビ取り用洗浄剤を塗って1日ほど放置する(を何回か繰り返す)ことで、黒カビはかなり除去できるのではないかと思います。
黒カビ掃除は1回で諦めないことがポイントなのかもしれません。
製品の口コミでは「効いた」という人、「効かなかった」という人、どちらも存在するのですが、これはおそらく黒カビの放置期間も関係しているはずです。
スプレータイプのカビ取り用洗浄剤で「黒カビが落ちない」と諦めていた方は、一度、ジェルタイプの洗浄剤を試してみてはいかがでしょうか。時間をかければ、いいところまで落とすことができると思いますよ。