みなさんこんにちは。
キッチンの大掃除で毎年苦戦する換気扇のファンとフィルターの掃除。こまめに掃除していればこんなに苦労する事はないんだろうな、と思いながら1年間溜め込んだ汚れと格闘します。
ところが、なんと今年は準備含めてトータル1時間ほどであっさり掃除完了!さらに換気扇をゴシゴシすることなく放置でピカピカになったのです。なぜ今まで気付かなかったのだろうか…と激しく後悔しました。
今日はそんな我が家の簡単換気扇掃除を紹介したいと思います。きっと今年の大掃除は換気扇からスタートしたくなるはずです!(※1年間の汚れにひかないでくださいね)
Contents
換気扇の掃除に酸素系漂白剤を使う
最近ではかなりメジャーになった酸素系漂白剤。オキシクリーンと聞いてピンとくる方も多いのではないでしょうか。どちらかというと、今までは塩素系漂白剤のほうが身近な存在だったと思います。
両者には下記のような違いがあります。
塩素系漂白剤 | 酸素系漂白剤 |
---|---|
強アルカリ性 | 弱アルカリ性 |
色柄物に使えない | 色柄物に使える |
刺激臭 | 無臭 |
殺菌に優れている | 環境に優しい |
酸素系漂白剤は「過炭酸ナトリウム」が主成分の洗剤です。製品によってはそれ以外の洗浄成分が混ざっていることがあります。
過炭酸ナトリウムは「炭酸ナトリウム+過酸化水素」から作られたものなので、環境に優しい「自然派」であることが一つの大きな特徴でもあります。
酸素系漂白剤とオキシクリーンの違いは?
酸素系漂白剤といえば、話題のオキシクリーンです。コストコでは大容量のオキシクリーンが大人気なのだそうです。
ドラッグストアで見かける「酸素系漂白剤」と「オキシクリーン」の主成分は、どちらも同じ「過炭酸ナトリウム」なのですが、ひとつだけ違う点をあげるならば界面活性剤が含まれているかどうかです。
界面活性剤とは?
界面活性剤は、界面(物質の境の面)に作用して、性質を変化させる物質の総称です。構造としては、1つの分子の中に、水になじみやすい「親水性」と、油になじみやすい「親油性」の2つの部分を持っています。この構造が、本来、水と油のように混じり合わないものを、混ぜ合わせるのに役に立ち、汚れを落とす洗浄の働きをするのです。
界面活性剤は汚れを落とすのに効果的である反面、肌荒れなどを引き起こす原因となる可能性があるといわれています。
オキシクリーンには、この界面活性剤が含まれていないのです(日本版のみ)。環境や人に優しいところが人気の理由なのかもしれません。※界面活性剤不使用の酸素系漂白剤もたくさんあります。
スポンサーリンク換気扇を酸素系漂白剤で掃除してみた
換気扇の掃除をするために、話題のオキシクリーンを購入しようと思っていました(界面活性剤の含まれる酸素系漂白剤の方が、油とホコリの混ざった換気扇の汚れには効果があるかもしれません)。
でも買いに行くのが面倒だ…思い立ったら今すぐ掃除開始したい!というわけで、今回は家にあった酸素系漂白剤(界面活性剤不使用)を使うことにしました。
使用したのはこちらの酸素系漂白剤。500グラムで297円です。
手順1 換気扇のフィルターとファンを取り外す
まず最初に換気扇のパネルを開けて、フィルターとファンを取り外します。
開けてビックリ。まさかここまでとは。
去年より汚れているような気が…金属フィルターの穴がほぼ塞がっている状態!
そして、毎年掃除に苦戦するファンも真っ白。
手順2 つけ置きの準備をする
換気扇のフィルターやファンはつけ置きします。手頃な大きさのバケツなどがあれば良いのですが、我が家にはそれらしいものがないため、キッチンのシンクで行いました。
シンクを汚さないために、ビニール袋で覆います。90リットルのゴミ袋が大きくて良いですよ。
シンクにビニール袋を広げます。ズレないように端をテープで留めておきます。
もし、手頃な大きさの段ボール箱があれば、そちらの方がオススメです。シンクを汚さずにすみますし、後片付けも楽チンです。水が漏れないようにビニール袋を2重にした方が良いです。
手順3 換気扇のフィルターを掃除
シンクにお湯を張ります。温度が高い方が酸素系漂白剤が発砲して洗浄効果が高まるらしいので、お湯を張りながら同時進行でポットと鍋でお湯を沸かし、熱湯をシンクに注いでいきました。(そうするとあっという間にお湯がたまります)
お湯がたまったら、酸素系漂白剤を1カップ溶かします。
すかさず換気扇のフィルターを投入。
シュワシュワ音を立てながら発泡します。水もあっという間に濁ってきました。
少し時間を置いた方が良いと思っていたのですが、数分後にゴム手袋で表面をなでると汚れがツルッと落ちて綺麗になったので驚きです。
しっかり水洗いして乾かします。
スポンサーリンク手順4 換気扇のファンをつけ置きする
フィルターを洗った後、そのままファンをつけ置きするにはためらうほど水が汚かったため、もう一度同じようにお湯を張り直しました。
ファンは少し高さがあるので、フィルターの時より深くなるようお湯を多めに入れました。酸素系漂白剤も2カップくらいと少し多め。
先程と同様、ファンを投入した途端に発泡してお湯が濁っていきます。ファンが全部浸かりきらなかったため、更にお湯を足しました。
ネジなどの他の部品も一緒に、30分程つけ置きします。
つけ置きしている間に、いちばん外側のカバーを掃除しました。つけおき中の酸素系漂白剤液にウエスなどボロ布を浸して絞り、軽く拭くだけで綺麗になります。
手順5 ファンを水洗いする
30分ほどつけ置きすると、ファンにこびりついた汚れが浮いてきます。ファンをお湯の中でジャブジャブゆするだけで、かなりの汚れは落とせます。
よく見ると、ファンの端の方に落ちていない汚れが残っている為、ゴム手袋をした指でなでていくと簡単に落とすことができました。今思うと、ビニール手袋をした上に軍手をはめてやれば良かったなと思います。
最後にしっかり水洗いして酸素系漂白剤を落としましょう。我が家の換気扇は、以前に洗剤を使ってゴシゴシやり過ぎたようで、端の方がサビてしまっています。洗剤の残りもサビの原因になるのだそうです。
手順6 換気扇を元に戻して完了!
最後にきれいになったファンとフィルターを元に戻したら掃除完了。組み立てが複雑な換気扇の場合は、外す時に写真や動画を撮っておくと良いですよ。
換気扇を酸素系漂白剤で掃除してみて、去年までのあの苦労はなんだったんだろう…というのが率直な感想です。
洗剤の臭いが嫌でマスクをしたり、歯ブラシを使って細かい部分をゴシゴシしたり。今回は全くそんな努力は不要でした。ゴシゴシしすぎてファンに細かい傷がついてしまっていたので、もっと早くこの方法を知っていたら…と後悔。
一つ注意点として、酸素系漂白剤を使う時は念のためゴム手袋の着用をおすすめします。
まとめ
酸素系漂白剤を使った換気扇掃除、ここまで簡単に気持ちよく綺麗になるのであれば、年に1回の掃除だけでも悪くないな…なんて考えてしまうほど手軽でした。
しかしながら、我が家の換気扇フィルターは完全な目詰まり寸前状態でしたので、理想は年2回?いや、本当は月1度くらいやった方が良いのだと思います。
1年どころか数年放置して換気扇カバーを開けるのも怖い!という方、酸素系漂白剤でつけ置きすれば一撃です。ためらわずチャレンジしてみてください。