大根おろしで?生大根ダイエットで11.6kg減に成功!?効果は本当か?

大根おろしで?生大根ダイエットで11.6kg減に成功!?効果は本当か?

みなさんこんにちは。

冬のダイエットに最適な食材「大根」ですが、大根おろしなど、生で大根を食べて痩せることができる「生大根ダイエット」という方法があることをご存知でしょうか。

この「生大根ダイエット」、お笑い芸人たんぽぽの白鳥久美子さんがテレビ番組の企画でチャレンジして、マイナス11.6キロのダイエットに成功したことから、一時的に大根が品薄になったスーパーもありました。

生の大根を食べるだけでそんなに痩せるのか、なんだか眉唾物のような気がするわけです。なぜなら、私は大根が大好きでほぼ毎日食べているからです。なのに痩せたかというと・・・。

今日は、生大根ダイエットは本当に効果があるのか?痩せることができるのか?調べてみましたので紹介したいと思います。

生大根ダイエットとは?

生大根ダイエットは、鶴見クリニック院長の鶴見隆史先生が推奨するダイエットで、生の大根を300グラム程度、食前もしくは食事中に食べるというものです。

鶴見 隆史(つるみ たかふみ)先生

西洋医学の限界を悟り、様々な代替医療を追求後酵素栄養学に出合い研究、アメリカヒューストンの酵素ドクター達と密に交流し学ぶことから、日本の酵素栄養学の第一人者として活躍中。

出典:http://www.tsurumiclinic.com

生の大根300グラムがどのくらいかというと、下の写真の大根くらい(長さ7センチほど)の大きさです。

生大根300グラム

直径は7~8センチ

皮を剥いていない状態で計測していますが、300グラムというと本当に大した量ではないです。大根サラダなら大きめ小鉢1杯分くらいではないでしょうか。

生大根を食事に置き換えるわけではなく、普通の食事に生大根を加えるだけで良いため、空腹によるストレスは無いと言われています。

テレビ番組のダイエット企画では、お笑い芸人たんぽぽの白鳥久美子さんが生大根ダイエットで11.6キロのダイエットに成功しました。その他にも、元AKB48の前田敦子さんなど、芸能人の方で実践している方も多いのだとか。

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生大根ダイエットの効果とは?

下記6つの大根の成分に、生大根がダイエットに効果的だという理由が隠されています。

  1. ジアスターゼ(アミラーゼ)
  2. プロテアーゼ
  3. リパーゼ
  4. イソチオシアネート
  5. 食物繊維
  6. カリウム

ジアスターゼ(アミラーゼ)の効果

おろしそば

大根に含まれる消化酵素の一つ「ジアスターゼ」はアミラーゼとも呼ばれていて、デンプンなどの炭水化物を分解する働きがあります。

そばやうどん、パスタなどの炭水化物に大根おろしを添えて食べることで、ジアスターゼ(アミラーゼ)を効果的に働かせることができます。

また、ジアスターゼ(アミラーゼ)には解毒作用と発がん性物質を抑制する作用もあるといわれています。

プロテアーゼの効果

大根おろし

ジアスターゼと同じく大根に含まれる消化酵素の一つ「プロテアーゼ」には、たんぱく質を分解する働きがあります。

肉や魚に大根おろしを添えて食べれば、プロテアーゼの作用で胸やけや胃もたれを防ぐことができます。

リパーゼの効果

天ぷら

リパーゼ」も大根に含まれる消化酵素の一つです。リパーゼには脂肪を分解してエネルギーに変える働きがあり、脂肪燃焼効果が期待できます。

から揚げや天ぷらなどの揚げ物、ハンバーグや焼肉、脂肪分の多い食事と大根おろしを一緒に食べると、リパーゼをより効果的に働かせることができます。

イソチオシアネートの効果

大根おろし

大根の先端に近い部分により多く含まれている「イソチオシアネート」は、大根の辛味成分です。消化促進作用、殺菌・抗菌作用、発がん抑制作用があります。また、活性酸素を除去する働きからアンチエイジングの効果も期待できます。

前出の酵素やイソチオシアネートは熱に弱いため、加熱調理すると効果が半減してしまいます。

また、イソチオシアネートは大根をおろして細胞を壊した時に起こる化学反応によって作られる成分で、すりおろしてから15分以内に食べなくては効果がありません

カリウムの効果

大根にはカリウムが豊富に含まれています。カリウムにはナトリウム(塩分)の排出を促し、むくみを解消する働きがあります。

食物繊維の効果

大根に含まれる食物繊維には、腸内環境を整える働きがあります。

腸活ダイエットを提唱する順天堂大学医学部の小林弘幸先生オススメの「大根おろし+ヨーグルト」は最強の整腸剤といわれています。

生大根ダイエットの効果的なやり方は?

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生大根ダイエットのやり方は簡単ですが、イソチオシアネートをはじめとする大根の成分を効果的に働かせるような食べ方をしなくてはダイエットの意味がありません。

ポイントは3つあります。

  1. 大根は生で食べる
  2. 300グラムを毎日食べる
  3. 食前か食事中に食べる

大根は生で食べる

前出の通り、ダイエットに有効な大根の成分は熱に弱いため、加熱した料理からは効果を得ることができません。さらに、イソチオシアネートの効果を最大限引き出すためには「大根おろし」で食べる必要があります。

また、大根おろしを作る際に出た汁にもイソチオシアネートが含まれているため、捨ててしまわず一緒に飲んでしまいましょう。

300グラムを毎日食べる

1日に食べる大根の量は300グラムですが、それ以上でも問題ありません。300グラムを一度に食べることが出来なければ数回に分けてもOK毎日食べ続けることが大切です。

たんぽぽの白鳥さんは11キロ以上の減量に成功しましたが、生大根ダイエットを70日間継続しています。

食前か食事中に食べる

生大根を食べるタイミングがなぜ食前か食事中なのかというと、消化酵素をしっかり働かせて代謝を高めるという理由があります。

また、食前や食事中に低カロリーな大根を食べることで満腹感を得ることができ、食べ過ぎを防止することができます。

生大根ダイエットが成功しないワケは?

生大根

成功者が多いといわれる生大根ダイエットですが、効果が無かったという人も多いです。ほぼ毎日大根を食べているという私も効果を感じなかった一人です。

生大根ダイエットのポイントを踏まえて成功しなかった原因を考えてみると、注意すべき点がいくつかありました。

大根は生で食べなくてはならない

ほぼ毎日大根を食べてはいましたが、生で食べることを意識していませんでした。煮物で食べても大根のダイエット成分による効果は得られていなかったのです。また、1日に食べる量が300グラムを下回るようでも効果は期待できません。

大根おろしが最も効果的な食べ方

イソチオシアネートの効果を最大限に引き出す食べ方は「大根おろし」です。更に、大根おろしを15分以内に食べる必要があります。ちなみに今ハマっているのが、大根おろし納豆です。グルグル混ぜて、醤油と酢をかけて食べるだけですが毎日飽きません。

運動を併用しないと脂肪は減らない

ただ大根を食べているだけでは脂肪は減りません。脂肪燃焼の効果がある酵素と言ってもたかが知れています。11キロ以上痩せた白鳥さんも、運動とエステを併用してこその結果なのです。既に付いてしまった脂肪を落とすには運動必須です。

油断して食べ過ぎては意味無し

生大根を食べているからと安心して食べ過ぎてしまってはダイエットになりません。むしろ大根のカロリー分がオーバーしてしまうことになります。ダイエットを意識するなら多少のカロリー制限は必要です。

新鮮な大根を食べる

大根は酸化しやすく、カットした部分からどんどん酸化が進んでいきます。酸化が進むにつれ酵素も減ってしまいます。カットした大根はしっかりラップで巻いて保存しましょう。ポイっとビニール袋に入れて冷蔵庫…は駄目なようです。

大根は皮つきで下の部分を食べる

イソチオシアネートは大根の皮や下の部分により多く含まれています。子供が食べられるように、半分の大根を買う時は辛くない上の部分を選びがちだったのですが、ダイエット効果を狙うのであれば逆でした。大根おろしも皮ごとおろす方が良いのです。

まとめ

生大根ダイエットを成功させるためには、大根の食べ方を徹底する必要があります。適当に食べても大根の有効成分を活かすことは出来ないと考えられます。そして、生大根ダイエットでそれなりの効果を出すためには運動も必要かと。

大根おろしを毎回作るのはちょっと手間だな…という方も多いと思います。大根でダイエットするなら生大根の成分にこだわらなくても良いと思うのです。食事に大根レシピを取り入れるだけでもダイエットになりますよ。

大根おろしを作るくらいどうってことない、大根の酵素パワーを試してみたいという方は、大根が美味しい旬のうちにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。