みなさんこんにちは。
春になると多くの女性が頭痛に悩まされるそうです。
天候によって左右されたり、パソコンをずっと見ていて痛くなったりと頭痛の原因も人それぞれあるようです。
一般の方々の対処法はというと、自然に治るのを待つ、市販薬を服用する、お風呂にゆっくり入る、など。年中頭痛もちの私も同じような感じで対処していました。
ところが、その対処法は間違っているかもしれないと朝の情報番組「スッキリ」で特集されていました。
そして、片頭痛だと思い込んでいた頭痛は、全く違う頭痛の可能性があるかもしれないそうで・・対処法を間違えると逆効果になる可能性も!
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頭痛には種類がある
男性より女性の方が多いと言われる頭痛。
頭痛について40年以上研究し続けてきた、頭痛専門医で埼玉精神神経センターの坂井文彦先生によると、天候や気圧が変わるなど、変化の起こりやすい春先、片頭痛がいちばん起こりやすいのだそうです。
医学的に頭痛にはどのくらい種類があるかというと、その数なんと367種類。(2018年国際頭痛分類・診断基準より)
大きく分けると「一次性頭痛」と「二次性頭痛」という2つのグループに分けることができます。
一次性頭痛
日本の頭痛患者全体の約90パーセントを占めるのが一次性頭痛。
繰り返し起きることが特徴です。
片頭痛、緊張型頭痛、群発頭痛などが一次性頭痛に分類されます。
二次性頭痛
他の病気が原因で引き起こされる頭痛を二次性頭痛といいます。
日本の頭痛患者全体の約10パーセントを占めています。
脳腫瘍、くも膜下出血、風邪、花粉症などによる頭痛が二次性頭痛に分類されます。
日本人に多い2大頭痛は、一次性頭痛に該当する”片頭痛と緊張型頭痛”です。
片頭痛 | 約840万人 |
緊張型頭痛 | 約2200万人 |
日本人の4人に1人がこれら2大頭痛に悩まされているということになります。
スポンサーリンク片頭痛と緊張型頭痛の違いは?
自分の頭痛が片頭痛なのか緊張型頭痛なのかわからないという方も多いのではないでしょうか。
頭痛もちの私自身も、頭が痛い=片頭痛だと思い込んでいました。
日本人に多いといわれる片頭痛と緊張型頭痛は、それぞれ発生のメカニズムが異なります。
片頭痛の特徴は?
片頭痛は、身体の中のリズムの変化や天候など環境の変化が引き金となりおこります。
雨が降る日は頭痛がする、というのは片頭痛にあたります。
片頭痛の場合、正常な状態の血管が拡張して頭痛が起こるという仕組みです。
血管が拡がると周囲を圧迫し、炎症をおこすため頭痛を発症します。
緊張型頭痛の特徴は?
緊張型頭痛は、ストレスや緊張によって引き起こされます。
緊張型頭痛の場合、正常な状態の血管が収縮して頭痛が起こるという仕組みです。
特に、頭を支えている肩・首・頭の周りにある筋肉の血管が収縮すると、そこにたまった痛み物質や疲労物質が流されなくなることで頭痛が起こります。
片頭痛か緊張型頭痛か見分ける!
自分が片頭痛なのか緊張型頭痛なのかを見分ける簡単なセルフチェックが紹介されていました。
ただし、両方の頭痛を持っている人(片頭痛と緊張型頭痛混合タイプ)もいるため、そういった方はなかなか識別が難しいようです。
- 寝込むほどの傷みがあるか?
- 吐き気やおう吐があるか?
- 光や音やニオイに敏感か?
- 動くと辛く、歩行も困難か?
- 入浴や少量のアルコールでひどくなるか?
「はい」が1つでもある場合は「片頭痛」、全て「いいえ」の場合は「緊張型頭痛」の可能性が高いそうです。
頭痛薬の選び方は?
一年中頻繁に頭痛と戦っている私は、頭が痛いと何となく「いつもの片頭痛だろう」と判断し、愛飲している頭痛薬”ロキソニン”で痛みを抑えてきました。生理痛やPMSによると思われる頭痛の時も、ロキソニンを飲めばだいたいおさまっていました。
ただ、最近は薬を飲んでも効かない頭痛に悩むこともあり、これは”いつもと違う頭痛”だった可能性があります。
片頭痛と緊張型頭痛は血管が拡がるのか収縮するのか、頭痛発生のメカニズムが違うため、それぞれ対処法が違うのだそうです。
坂井先生によると、片頭痛と緊張型頭痛、市販薬は何を飲んでもある程度痛みを軽くする作用があるのだそうです。ただし、根本的に頭痛を治療できるわけではなく、市販の頭痛薬はあくまでも”痛みを抑える鎮痛剤”の役割とのこと。
頭痛には種類があるということを前述しましたが、市販の頭痛薬は「相性のいいもの」を選ぶことがポイントになります。
頭痛薬にも鎮痛作用や抗炎症作用など、成分によって違いがあります。同じ銘柄でも成分に違いがあり、高価だから効くというわけではないそうです。
番組を観て、早速薬剤師さんに相談し「イブクイックDX」を購入。ロキソニンとは異なる成分配合で「ロキソニンプレミアム」もおすすめされました。
頭痛薬が効かないと思った場合は、薬局に自分が使用していた薬を持っていき、薬剤師に相談して違う成分の薬を選んでもらうのが良いそうです。
また、あまりに酷い頭痛の場合は市販薬で効かないことがあり、医師の処方による薬が必要となります。薬が効かないからといって量を飲みすぎるのは、逆に別の頭痛をおこしかねないため注意が必要です。
スポンサーリンク頭痛を楽にする簡単頭痛体操
頭痛の予防、緊張型頭痛を緩和する簡単な体操が紹介されていました。
※関節痛・筋肉痛の人はご遠慮くださいとのことです。
片頭痛の予防体操
首の後ろに押すと痛いところがあります。ここを体操でストレッチすることにより痛みを遮断します。
まず、脚を肩幅くらいに開きます。
顔は正面を向いたまま体を左右にひねります。顔を動かさない事がポイントです。
腕と一緒に体をひねることで、首の後ろがストレッチされます。
1分間を1セット。1日5セット、朝か夕方のどちらかに行います。頭痛がある時にはやらないようにします。
椅子に座って行っても良いそうです。
緊張型頭痛を緩和する体操
大きく肩を回す体操です。
腕と一緒に肩を回すような感じを意識しながら、腕を大きく後ろに回して肩甲骨周りをストレッチします。
続いて前回しも行います。
前回し5回、後ろ回し5回を1セット×2セット、朝と夕方の両方に行います。
こちらは頭痛時に体操しても良いそうです。
どちらの体操も首を動かさないことがポイントとなります。首をグルグル回してしまうと逆効果なのだそうです。
頭が痛くなるとつい頭をグルっと回しがちですが、それは首に負担がかかるため頭痛が悪化する可能性があるとのことでした。
片頭痛なのか緊張型頭痛なのかを識別する目的で体操してみるのも良いそうです。(片頭痛体操で頭痛が悪化したら、その頭痛は緊張型頭痛だろう、というように)
まとめ
薬局で「ロキソニンが効かないことがあるため、別の成分の頭痛薬が欲しい」と薬剤師さんに聞き、イブクイックを購入してみました。
ただ、こっちを飲んで効かないからと時間を空けず別の薬を飲むことができないのが辛いところです。
坂井先生によると、全ての頭痛において頭を支えている”首”が大切なのだそう。長時間のデスクワークになると、ついつい肩が凝って首をポキポキやってしまいがちでしたが、今後は気を付けた方が良さそうです。