みなさんこんにちは。
3月に入っても時々真冬のように寒い日があり、まだまだ空気も乾燥した日が続いています。花粉症シーズン中は乾燥に加えてアレルギー症状が出る為、手足のカサカサや痒みが悪化することもしばしば。
特にこの時期、最も悩まされるのが手荒れと指先のあかぎれです。カサカサしているうちはまだ良いのですが、あかぎれになると痛くて家事もままなりません。治ってはまた切れて…の繰り返し。
もう仕方がないと毎年このシーズンは諦めているものの、なるべく治りが早い薬、痛みを抑える方法を模索しながら過ごしています。
今日は、あかぎれや手荒れに一押しのクリームや薬、そして先日テレビ番組で紹介されていたハンドケア方法、おすすめ商品などを紹介したいと思います。
Contents
「スッキリ」でハンドケアの特集が!
先日、朝の情報番組「スッキリ」で手荒れについて特集されていました。最初は洗い物をしながら何となく見ていたのですが、なかなか興味深い内容で途中から見入ってしまいました。
「手荒れ」は症状によって大きく分けて3つの種類があるということ。
薬やクリームはそれに応じたものを使い分けた方が良いということ。
ハンドクリームには正しい塗り方があるということ。
思わぬ行動が手荒れに繋がっているということ。
手荒れに悩む主婦としては知っておくべき情報ばかり。今までのハンドケアを見直す良い機会になりました。
手荒れを放置するのは危険!
手荒れの初期症状に多いのが、「手の甲がカサカサする」という状態だと思います。
「なぜ手の甲なのか?」なんて特に考えた事はありませんでしたが、これには理由があって、手の甲は冷気など外からの刺激を最も受けやすいのだそう。寒いから手袋をするという行動は、自然とハンドケアに繋がっていたんです。
手の甲のカサカサくらいなら、普段はハンドクリームを塗るだけですぐ良くなります。ところが、空気が乾燥する冬は手の水分が蒸発しやすいため、油断すると「カサカサ」が「ゴワゴワ」へと変化、更にそれが悪化すると「あかぎれ・ひび割れ」の状態に。
あかぎれやひび割れは、傷口から細菌が入り感染症にかかる恐れもありますので早めのケアが必要です。
スポンサーリンクお湯は使わない方がいいの?
その昔、飲食店でアルバイトをしていた頃、洗い物をする時は常にお湯を使っていました。油汚れはお湯の方が圧倒的に素早く落とすことができるのです。その代わり、手の油分や水分はほぼ持っていかれます。
なぜかゴム手袋もせず作業していたため、しばらくすると手荒れは手湿疹へと悪化。皮膚科を受診すると、「洗い物仕事をやめるように」とドクターストップがかかり…そんなことが過去にありました。
今では基本的に洗い物をする時はゴム手袋をする、お湯を使わないということが頭の中にあったのですが、冷たい水で洗う必要はありませんでした。
皮脂が溶け出す温度は約40℃といわれており、36~37℃(人肌程度)のお湯であれば、それほど手に負担はかからないのだそうです。
もちろんいちばん良いのは水で洗うことであり、作業が終わったらすぐにクリームで保湿することが大切です。
ハンドクリームの正しい塗り方とは?
これまでは、ハンドクリームの「塗り方」について考えたことすらありませんでした。とにかく水を使ったらこまめに塗ることだけを意識してきました。
ハンドクリームの効果をより引き出す塗り方はこちら。
- ハンドクリームの量は人差し指の第一関節分(両手分)
- ゴシゴシ擦り過ぎない
- 就寝前にハンドクリームを塗り、綿の手袋をはめる
- クリームは手・指をマッサージしながら塗る(両手を組むように指の間をマッサージ、指の付け根から指先に向かって引っ張るように伸ばす)
- 血行が悪くなりがちな指先は、爪の側面を押して刺激する
綿手袋は100円ショップでも売っていますが、白十字さんの手袋が肌触りも良く洗濯にも強いのでお気に入りです。
スマホも手荒れの原因!?
手荒れもあかぎれも完全に水仕事が原因だと思っていましたが、それだけではありませんでした。手から油分・水分を奪うものは日常生活の中に潜んでいるのです。
新聞や雑誌などの紙類を触る、手指のアルコール消毒、パソコンのキーボード操作、スマートフォンの操作…等々。
長いこと事務職として働いていましたが、そういえば書類や伝票類を扱った後は指先がガッサガサだった気が。家では小さな子供がいるので頻繁にアルコール消毒を使いますが、その後クリームを塗ることは少ないかも。しょっちゅう触るパソコンやスマートフォンも盲点でした。
ハンドクリームをこまめに塗るって結構難しいです。特にパソコンやスマートフォンはクリームを塗った直後の手で触りたくない。
そんな時はこちらもおすすめ。
ハンドクリームは症状によって使い分け!
スポンサーリンクドラッグストアに行くと、壁一面ズラッと並ぶハンドクリームをはじめとするハンドケア商品。普段は話題になっている商品やセール品、パッケージが気に入ったものなど「なんとなく」で選んでしまいがちです。
中には値段が高めの商品もありますが、症状に合ったハンドケア商品を選ぶことで手荒れやあかぎれ・ひび割れを早く治すことができるのです。
スッキリで紹介されていた商品を症状別に、我が家のおすすめハンドケア商品と共に紹介したいと思います。
「あかぎれ」や「ひび割れ」には
手荒れが悪化して「あかぎれ・ひび割れ」になってしまった時には、炎症を抑える作用のあるハンドクリームを使うのが効果的。
グリチルリチン酸が含まれている抗炎症系のハンドクリームが良いのだそうです。
番組内で紹介されていた商品はこちら。
メンソレータム ヒビプロα
第3類医薬品で、ワセリンベースの軟膏タイプ。
効果・効能:ひび、あかぎれ、指先・手のひらのあれ、しもやけ、ひじ・ひざ・かかとのあれ
間宮アロエ軟膏
第3類医薬品で、アロエの成分配合の油性タイプの軟膏です。
効果・効能:ひび、あかぎれ、切りきず、しもやけ、やけど、ぢ、打身
ユースキンA
ユースキンAは指定医薬部外品です。4つの有効成分、ビタミンE・グリチルレチン酸・dl-カンフル・グリセリンが含まれています。
効果・効能:ひび・あかぎれ・しもやけ
【指定医薬部外品】ユースキンA 120g (手荒れ かかと荒れ 保湿クリーム)
ユースキンAは、我が家でも常備しているクリームです。以前は「オロナインH軟膏」を常備していたのですが乗り換えました。クリームが黄色なのは、ビタミンB2によるものです。
塗った後はベタベタするので他の作業ができません。主に夜寝る前のハンドケアに使用しています。顔に使う方もいるようです。
ゴワゴワ硬くなった指先には
あかぎれ・ひび割れの一歩手前、皮膚がゴワゴワして固くなってきた時には「尿素系」のハンドクリームが最適。
一時期やたらと尿素が話題になって、乾燥したらとにかく尿素クリームを塗っていたことがありました。確かに皮膚が柔らかくなるし、ベタつきが少ないタイプのクリームが多いので使いやすいです。
ただし、尿素系のクリームは硬い角質を柔らかくする効果がある一方、長期にわたって使用し続けると皮膚が外からの刺激に弱くなってしまうのだそう。尿素系クリームで硬い皮膚が柔らかくなってきたら、保湿系クリームに切り替えるという使い方が良いそうです。
番組内で紹介されていた商品はこちら。
資生堂 尿素10%クリーム
尿素10%配合。その他に、うるおい成分「ヒアルロン酸+スクワラン」が配合されています。
塗った後もサラッとして使いやすいです。
アトリックス 尿素10%クリーム
こちらも尿素10%配合。保湿成分ヒアルロン酸も含まれています。
塗った後もサラッとして使いやすいです。
ケラチナミンコーワ 20%尿素配合クリーム
第3類医薬品です。尿素20%をOTC医薬品として初めて処方。
効果・効能:手指のあれ、ひじ・ひざ・かかと・くるぶしの角化症、老人の乾皮症、さめ肌
【第3類医薬品】ケラチナミンコーワ20%尿素配合クリーム 60g
乾燥でカサカサした手には
手荒れの初期症状、乾燥してなんだかカサカサするという時は即保湿です。最近話題の「ヘパリン類似物質」を含むクリームは保湿力が高く持続性があるのでおすすめ。
番組内で紹介されていた商品はこちら。
コーセー インフィニティ ビューティハンドセラム ホワイト
医薬部外品。化粧品で有名なコーセーインフィニティの美白ハンドクリームです。
香りが良いです。主婦的には頻繁に塗る必要があるし、たっぷり使いたいので保湿系ハンドクリームに1,620円はリピートしにくい。使い心地はとても良いです。
インフィニティ ビューティハンドセラム ホワイト 65g kose INFINITY
花王 ソフィーナ アルブラン 薬用 美白ハンドクリーム
こちらも化粧品でお馴染み、ソフィーナの美白ハンドクリームです。価格帯は先程のコーセーと同じ。
香りは少な目、こってりとした重めの質感のため、夜使用する方が多いようです。
花王 ソフィーナ アルブラン 薬用 美白ハンドクリーム 50g
コーセー コエンリッチ モイストヴェール ハンドミルク
キッチンなどに置いてサッと使えるポンプタイプのクリームです。
コエンザイムQ10・ローヤルゼリーエキス配合。水を使った後すぐに使用できます。「水で手肌をサッと流すとうるおいのベールが指先までゆきわたり、すべすべな手肌に」・・らしいのですが、個人的にこのタイプのハンドクリームはヌルッと感が残る感じがどうも苦手です。
KOSE コーセー コエンリッチ モイストヴェール ハンドミルク 無香料 200ml
アトリックス ハンドミルク
こちらも塗った後に水で流すタイプです。
うるおい成分「カモミールエキス(カミツレ花エキス)・ワセリン」が配合されています。
ヒシモア
第2類医薬品です。最近注目されている成分「ヘパリン類似物質」を含んでいます。
ヘパリン類似物質0.3グラム含有。抗ヒスタミン作用でかゆみの発生を抑え、角質に潤いと柔軟性を与え、肌のバリア機能を改善。
HPクリーム
HPクリームは第2類医薬品です。先日の記事でもご紹介した我が家の一押しクリームです。
注目の成分ヘパリン類似物質が0.3グラム含まれています。
へパソフトプラス
ロート製薬「ヘパソフトプラス」は第2類医薬品です。
ヘパリン類似物質0.3%配合、クロタミトンが温感神経に働き、かゆみを素早く鎮めます。ジフェンヒドラミンがかゆみの原因物質「ヒスタミン」の働きをブロックします。
あかぎれ・ひび割れに一押しはコレ!
番組では紹介されませんでしたが、個人的にあかぎれ・ひび割れに欠かせないものがこちらの2つ。
「メンソレータム ヒビプロ」の液体バンソウ膏です。スッキリでは軟膏タイプが紹介されていました。
あかぎれ、ひび割れができたら即塗ります。ただ、塗った瞬間に激痛が走ります。めちゃくちゃ痛いです。それを通り越すと傷口がガッチリガードされ、とにかく治りが早い(と思う)。
水を使ってもかなり剥がれにくいし、塗った後1分足らずで乾きます。
少しチューブから出したところです。透明で、プラモデルなどを作る時に使う某接着剤にそっくりです。においもまさにそれ。傷口を接着剤で覆うように塗ります。
メンソレータム ヒビプロ 液体バンソウ膏 10g [指定医薬部外品]
もう一点がこちら。
フィルムタイプの絆創膏です。
透明のフィルムを傷口に巻き付けます。水仕事をしても剥がれにくく、貼っていることを忘れるくらい薄いです。
指先のあかぎれにはヒビプロ液体絆創膏、指の関節などにはフィルムタイプ、というように使い分けています。
メーカによって若干フィルムの質が異なります。ニチバンのフィルムの方が薄いです。
まとめ
ただやみくもにクリームを塗るだけでは、あかぎれ・ひび割れは治りにくいです。
カサカサ初期症状には保湿系、カチコチ硬くなったら尿素系、炎症が酷い場合は抗炎症系というように、クリームと薬を使い分けるのがおすすめです。
あかぎれ・ひび割れは、傷口が空気に触れているだけでジンジンして痛いです。そんな時にフィルム絆創膏と液体絆創膏が大活躍します。しょっちゅう切れてしまうという方は是非お試しください。