光で老化!?紫外線は肌だけでなく目も危険―7つの正しい対策とは?

光で老化!?紫外線は肌だけでなく目も危険―7つの正しい対策とは?

みなさんこんにちは。

毎日子供を自転車で送迎しているのですが、5月に入りキツイ日差しが気になってきました。

シミやシワの原因となる紫外線。実は5月こそ最も紫外線対策が大事な時期なんだそうです。

日焼け止めを塗ったり帽子をかぶったり、自分流の対策を講じてはいましたが、それが果たして正しいかと言われると…全く自信がありません。

近々お子さんの運動会があるというご家庭も多いのではないでしょうか。晴れて欲しいけれど紫外線は気になるところ。

先日、朝の情報番組「ビビット」でやっていた紫外線特集がとても勉強になりました。日焼け止めはテキトーに塗ったら駄目なんです。

紫外線対策は5月が重要!?

紫外線対策

まだ5月だし・・という油断は禁物です。

紫外線のシーズンは5月から8月、年間の80パーセントの紫外線はこの時期に集中しているのだそう。

年間の紫外線量の推移データでは、5月の紫外線A波の量はピーク時の9割に達しています。紫外線が最も強いのは8月ですが、実は5月でもピーク時に近い紫外線量が地上に降り注いでいるのです。

5月はまだ冬の肌のままなので紫外線の影響を受けやすく、今の時期から対策が必要となります。

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紫外線には2種類ある

紫外線はUV-A波(紫外線A波)とUV-B波(紫外線B波)の2種類に分けられます。

紫外線

紫外線A波は肌の奥まで到達し、シミ・シワ・たるみなど肌の老化現象”光老化”を引き起こします。肌の老化の80パーセントは紫外線による「光老化」なのだそうです。

紫外線B波は、シミやソバカスなど、肌の表面に影響を及ぼします。

UV-A波(生活紫外線)雲や窓ガラスを通して肌まで到達する…しわ、たるみの原因になる。
UV-B波(レジャー紫外線)肌の表面にダメージを与える…シミの原因に。皮膚がんを引き起こす。

5月から猛威を振るうのが紫外線UV-A波

皮膚科・眼科医でアンチエイジングの専門、日比野佐和子先生によると、この紫外線A波は雲や窓ガラスを通り抜ける性質を持っており、曇りの日や家の中にいても通り抜けて室内の人間に届いてしまうため対策が必要となります。

5月の肌の状態は、まだ夏に適応できておらず冬に近い状態。いきなり紫外線を浴びると肌の抵抗力が無いため急激な紫外線量の増加に対応しきれず、紫外線の影響が強く出てしまうのだそう。

紫外線の「目」への影響とは

サングラス

紫外線はシミ・ソバカスだけではなく、より恐ろしい被害を及ぼす可能性があります。

それが「」への影響です。

紫外線が視力に影響してしまい、失明の原因にもなるというのです。

紫外線は「目の老化」を加速させます。

紫外線は体を酸化させる「活性酸素」を作り、「白内障」「加齢黄斑変性症」というような老化が原因で発症する目の病気を引き起こしやすくする、加速させるのだそうです。

紫外線による目の老化を防ぐには?

日比野先生によると、サングラスを使用して予防するのが効果的であるとのこと。

サングラスは選び方がとても重要です。

真っ黒なものではなく少し色が薄めのサングラスで、しかも紫外線の遮断率が90パーセント以上の高いものを選ぶことがポイントです。

注意

色が濃いサングラスは瞳孔が開いてしまい、紫外線が奥まで届き、目の細胞を痛めてしまう可能性があるそうです。

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医師が教える正しい紫外線対策

「正しい紫外線対策」と聞かれると、答えに自信が無い方も多いのではないでしょうか。

日焼け止めを塗り、帽子をかぶって長袖を着ればいいんじゃないか・・と何となく思っていましたが、それでは紫外線をしっかり防ぐことができません。

以下、覚えておいて損のない7つの紫外線対策です。

1.日焼け止めの選び方は?

日焼け止め

日焼け止めに必ず書いてある”SPF(紫外線B波を予防する)”と”PA(紫外線A波を予防する)”という文字。

とりあえず数値が高い方が良いだろうと思って選んできました。

先生によると、紫外線量が高くなる時期は、商品の「PAの+(プラス)の数」を見て日焼け止めを選ぶと良いそうです。

PAは+1から+4まであり(+4が最も高い)、SPFは50が最高値となります。

レジャーの時などには2~3時間おきに塗り直した方が良いと言われています。日常使用であればSPF30・PA++くらいが良いそうです。

数字から見ると「SPF50・PA++++」が最強ではありますが、数値が高いものほど紫外線吸収剤が含まれているため、肌に負担がかかるのだそうです。

2.日焼け止めはいつ塗れば良いか?

日焼け止め

日焼け止めは塗った直後にすぐ効果が発揮されません。家を出る20~30分前に塗るのがベスト。

先生によると、1時間くらい前だとより良いそうです。日焼け止めが肌に馴染んで効果を発揮するまでにそのくらいの時間がかかるのだそうです。

SPFの値によって効果の持続時間は変わります。SPF30で10時間と言われているそうですが、汗などで落ちてしまうため塗り直しが必要です。日焼け止め効果のあるファンデーションでもOK。

化粧をする場合は、化粧水、乳液の後に日焼け止めを塗るのが良いとのことでした。

3.日焼け止めの量と正しい塗り方は?

日焼け止め

これまで日焼け止めを意識して丁寧に塗ったことは無かったため、その塗り方と塗る量に驚きました。

まず最初に、500円玉大の日焼け止めを手の甲に出します。

そして、額・鼻・あご・両頬・首におきます。5点塗りというやり方です。おでこや鼻、頬やあごは突出している分紫外線を受けやすいという報告があるそうです。

次に塗り方です。

すりこむように塗るのではなく、肌の上にのせるように塗ります。塗りムラがないよう、細かく優しくパッティングするように塗っていきます。

日比野先生は、朝起きて洗顔後、化粧水を塗ったあとすぐに日焼け止めを塗るのだとか。20分くらいかけて塗っているそうです。1年中、家の中にいる時もSPF30程度の日焼け止めを塗っているそうです。

既にできてしまったシミも、生活習慣を変えて肌のターンオーバーを高めることで薄くなる可能性があるため、今からでも遅くないとのことでした。

4.どんな洋服が紫外線を防止できる?

洋服

服の素材によって紫外線カット率が変わります。

ポリエステル素材の服であれば、約90パーセントの紫外線をカットすることができるそうです。

ただし、ポリエステルは吸水性が低いため、下に綿素材の衣類を着用するのがおすすめとのこと。

衣類の色については、黒が紫外線をカットできることで有名ですがその通りで、黒は全ての紫外線をカットできるそうです(遮断率98パーセント)。黄色でも95パーセント遮断できるというのには驚きでした。

最近は白っぽい服でも”紫外線カット機能”のあるものをよく見かけるようになりました。昔に比べてかなり紫外線防止に対する関心度が高くなっているように感じます。

5.紫外線対策に効果のある食べ物は?

ヨーグルト

紫外線対策には肌の保湿効果があるヨーグルトがおすすめだそうです。肌のバリア機能を高めることができます。

トマトと一緒に食べるとなお良いそうです。

トマトには抗酸化成分「リコピン」が含まれているため、ヨーグルトと一緒に食べることでより肌の紫外線予防と美白効果が期待できるのだそうです。

また、オリゴ糖を一緒に摂取すると乳酸菌が腸内環境を整える助けとなり、免疫力もアップします。

飲む日焼け止めと言われているビタミンCも、メラニンの生成を抑える働きやコラーゲンを増やす働きがあるので良いそうです。

一時期流行ったキュウリやレモンを直接肌に貼ってパックするような方法は、アレルギーなどを引き起こす原因にもなるため、肌にはあまり良くないとのことでした。

6.日光の照り返しに注意は必要?

プール

今まで「照り返し」を気にしたことは皆無でしたが、実は日光の照り返しも侮ることはできません。

プールや噴水、池など水の近くが危険なんだとか。

紫外線の反射率はコンクリートが5パーセントなのに対して、水面はなんと20~40パーセントにもなるそうです。

水のレジャーに行く時は、より注意が必要ということになります。

7.唇のケアも忘れずに!

リップクリーム

顔や手足に日焼け止めを塗ることはもちろん大切ですが、忘れてはならないのが唇のケア

唇は他の部分の肌と違い薄くて繊細で、紫外線により日光口唇炎を発症することがあるそうなのです。(口の周りに炎症が起こり、水泡やブツブツができたりする)

唇は、UVカットできるリップクリームなどでケアを。潤い効果にばかり目がいきがちですが、紫外線防止効果も要チェックです。

紫外線対策を行う小学校も!

最近では紫外線対策を行う小学校もあるそうです。

千葉市の教育委員会では、公立小中学校に対し「日焼け止めクリーム」や「帽子」で紫外線予防をするよう通知、更に水泳の授業の際には、肌を守る「ラッシュガード」の着用を認める動きも始まっているのだそう。

沖縄の小学校では、児童を紫外線から守る為、登下校時のサングラス着用を許可、児童にサングラスと帽子を配布しているそうです。

まとめ

車の運転以外でサングラスをするなんて、なんだかセレブ気取りで恥ずかしい…とか思っていました。でも、目を守るためにはそんなこと言っていられません。

紫外線の正しい対策法7つ。

  1. レジャーの時はSPF50・PA++++の日焼け止めを。普段もSPF30・PA++程度のものを常に塗る!
  2. 日焼け止めは家を出る30分~1時間前に塗る!
  3. 日焼け止めの量は少し多め、500円玉大を丁寧にのせるように塗る!
  4. 紫外線防止にはポリエステル素材!
  5. トマト+ヨーグルトで肌のバリア機能を高める!
  6. 水のレジャーでは照り返しに注意!
  7. 唇にもUVケアを!

注意点は多々ありますが、肌の老化防止のためにも対策していきたいと思います。