みなさんこんにちは。
入園・入学準備グッズのひとつに「ランチョンマット」があります。幼稚園や保育園だけでなく、小学校でも引き続き給食で使用します。小学校では机が大きくなるため、ランチョンマットも大きなサイズが必要になります。
入園したての頃、ランチョンマットの大きさについては幼稚園からの指定がなく、市販のランチクロスを持たせていました。ところがある日、先生から「市販のお弁当ふきんだと、幼稚園の机には若干大きすぎる為、普段は小さめに折って使用している」という話を聞いたのです。
そんなことなら最初から使いやすいサイズに作ってあげれば良かった!というわけで、幼稚園と小学校、それぞれに適した大きさのランチョンマットを作ることにしました。
面倒臭い「三つ折り」が不要な超簡単タイプの他、オシャレに見えるのに実は簡単な「切り替え・額縁デザイン」のランチョンマットの作り方をご紹介したいと思います。
Contents
ランチョンマットに最適なサイズは?
一般的に市販されているランチクロスのサイズは、縦横42cm前後の正方形が多いです。
幼稚園の机に適したサイズにする場合、横幅は40センチ前後で問題ないようですが、縦が40cmだと大きすぎるため上を折って使用しているとのこと。お弁当を包むのにはちょうど良いのですが。
幼稚園や保育園用に最適なランチョンマットのサイズは縦28cm×横38cmくらいなのだそうです。
そして、小学校用に作る場合は、小学校で使用されている机によってサイズが若干変わります。
旧JIS規格の机のサイズ | 幅60cm×奥行40cm |
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新JIS規格の机のサイズ | 幅65cm×奥行45cm |
通っている小学校がどちらのサイズの机か知らない人の方が多いと思いますので、60×40cmサイズで作っておけば問題ないのではないでしょうか。
スポンサーリンク簡単!三つ折り不要のランチョンマット
とにかく簡単に作りたいならこのデザイン。
幼稚園や保育園用には、出来上がりサイズ28×38cmで作ります。縫いしろを1cmとって生地を裁断します。
リバーシブル仕様なので、表裏2枚それぞれ違う柄の生地を使うのも良いと思います。
幼稚園・保育園用ランチョンマットの材料
30×40cmの生地2枚
小学校用は出来上がりサイズ40×60cmで作ります。縫いしろを1cmとって生地を裁断します。
小学校用ランチョンマットの材料
42×62cmの生地2枚
三つ折り不要のランチョンマット【手順1】
表と裏用の布を中表にして合わせます。縫いしろに待ち針を打って固定します。
三つ折り不要のランチョンマット【手順2】
返し口を5センチほど残してぐるっと1周縫います(破線部分)。生地の四隅をカットします。
三つ折り不要のランチョンマット【手順3】
返し口から表に返します。隅は目打ちなどを使うとキレイに出すことができます。縫い代を倒してアイロンをかけておくと、表に返す作業が簡単になります。
返し口を内側に折り込んでアイロンをかけます。
三つ折り不要のランチョンマット【手順4】
端から1~2mmのところを1周端ミシンをかけます。手縫いでわざとザックリ縫っても良いと思います。
切り替え有りのランチョンマット
表を切り替えデザインにしたランチョンマットです。寸法を変えるだけで、好きなだけ切り替えを増やすことができますが、あまり多いとボコボコして使いにくいかもしれません。
幼稚園や保育園用は、出来上がりサイズ28×38cmです。縫いしろを1cmとって生地を裁断します。
幼稚園・保育園用ランチョンマットの材料
- 20×40cmの生地1枚(表用)
- 12×40cmの生地1枚(表用)
- 30×40cmの生地1枚(裏用)
表地のみ切り替えデザインです。裏用の生地は幼稚園用30cm×40cm、小学校用42cm×62cmの大きさに裁断します(前出の三つ折り不要ランチョンマットと同サイズ)。
小学校用ランチョンマットの材料
- 27×62cmの生地1枚(表用)
- 17×62cmの生地1枚(表用)
- 42×62cmの生地1枚(裏用)
切り替えランチョンマット【手順1】
表用の生地2枚を中表にして合わせます。縫いしろ1cmのところを直線に縫います。
切り替えランチョンマット【手順2】
縫いしろをアイロンで割っておきます。
切り替えランチョンマット【手順3】
表と裏を中表にして合わせ、縫いしろを待ち針で留めます。
切り替えランチョンマット【手順4】
返し口を5cmくらい残してぐるっと1周縫ったら、四隅をカットします。
切り替えランチョンマット【手順5】
表に返しやすくする為、縫いしろを倒してアイロンをかけておきます。縫いしろを割っても良いと思います。
切り替えランチョンマット【手順6】
返し口から表を出します。隅は目打ちなどを使うとキレイに出すことができます。
返し口を内側に折り込んでアイロンをかけたら、端から1~2ミリのところをぐるっと縫います。
切り替え部分にもミシンをかけると生地が落ち着きます。
女の子用でしたら、切り替えラインにレースや飾りテープを挟んだりしてもかわいいです(あまりボコボコしないものがおすすめ)。
スポンサーリンク額縁デザインのランチョンマット【簡単ver.】
こちらはフォトフレームのようなデザインのランチョンマットです。作り方を2通り紹介したいと思います。
まずは簡単バージョンから。
出来上がりサイズは他のランチョンマットと同様、幼稚園用28×38cm・小学校用40×60cmです。縫いしろは1cmとってあります。
生地が1枚多く重なるため、薄手の生地を使用するのがおすすめです。
幼稚園・保育園用ランチョンマットの材料
- 30×40cmの生地2枚
- 24×34cmの生地1枚
※フレーム幅は3cmです。
小学生用ランチョンマットの材料
- 42×62cmの生地2枚
- 34×54cmの生地1枚
※フレーム幅は4cmです。
先に紹介した「簡単三つ折り不要ランチョンマット」の上に、ひと回り小さいサイズの生地が上に重なるイメージです。
額縁ランチョンマットその1【手順1】
ひと回り小さいサイズの生地の縫いしろをアイロンで折っておきます。
額縁ランチョンマットその1【手順2】
フレーム幅が幼稚園サイズの場合は3cm、小学校用の場合は4cmになるように測り、表用の生地の上に重ねて待ち針で留めます。
縫い代は1cm(黄色の点線)、今回は幼稚園サイズを作ったのでフレーム幅は3cmです。
端から1~2mmのところをぐるっと1周縫います。これでフォトフレームが完成です。
額縁ランチョンマットその1【手順3】
後は「三つ折り不要ランチョンマット」の作り方と同様です。
「手順2」の生地と裏になる生地を中表にして重ねます。返し口を5cmほど開けて、縫いしろ1cmのところを1周縫います。
額縁ランチョンマットその1【手順4】
四隅をカットして返し口から表を出します。角は目打ちなどを使うとキレイに出すことができます。
返し口を内側に折り込んで、アイロンをかけておきます。端から1~2ミリ(黄色破線部分)をぐるっと端ミシンをかけたら完成です。
額縁デザインのランチョンマット【厚み無しver.】
簡単バージョンの作り方では、上に生地を重ねる分厚みが出てしまいます。厚みを出したくないという場合、生地を重ねずに作る方法をご紹介します。
幼稚園・保育園用ランチョンマットの材料
- 24×34cmの生地1枚
- 5×30cmの生地2枚(枠用)
- 5×34cmの生地2枚(枠用)
- 30×40cmの生地1枚(裏用)
※枠の幅は3cmです。
小学生用ランチョンマットの材料
- 34×54cmの生地1枚
- 6×42cmの生地2枚(枠用)
- 6×54cmの生地2枚(枠用)
- 42×62cmの生地1枚(裏用)
※枠の幅は4cmです。
額縁ランチョンマットその2【手順1】
①~④の細長い生地4枚の縫いしろ1辺にアイロンをかけて折り目を付けます。
額縁ランチョンマットその2【手順2】
★の生地の縫いしろ(ピンクのライン)と①と②の折り目を合わせて待ち針で固定します。
黄色の破線部分を縫って生地をつなげます。
額縁ランチョンマットその2【手順3】
次に、★の生地と③④を【手順2】と同じように待ち針で固定して、黄色の破線部分を縫います。
ここまでの作業でフォトフレームが完成します。
額縁ランチョンマットその2【手順4】
ここからは他のランチョンマットと同様の作業です。
表と裏の生地を中表にして合わせ、周囲を待ち針で固定します。(多少ズレていますが気にしません)
返し口を5cmほど残してぐるっと1周縫います。
その後、縫い代を割ってアイロンをかけておくと表に返す作業が簡単になります。
額縁ランチョンマットその2【手順5】
四隅をカットしたら、返し口から表を出します。角は目打ちなどを使うとキレイに出すことができます。
返し口を内側に折り込んでアイロンをかけ、端から1~2ミリのところにぐるっと1周端ミシンをかけます。
まとめ
3種類のランチョンマットの作り方をご紹介しました。どれも三つ折り不要なところがポイントです。
額縁ランチョンマットは作り方が大変そうに見えますが、生地を裁断してしまえば意外に簡単です。ワンランクおしゃれなランチョンマットになるのでおすすめですよ。
色々な柄の端切れを組み合わせて、パッチワーク風にしても可愛いと思います。