みなさんこんにちは。
100均の売り場にズラッと並ぶ手ぬぐい。どれも可愛くてあれもこれもと、今シーズンで結構な量の手ぬぐいを買いこんでしまいました。
最近では、魚河岸シャツとズボンを作るのに使用しましたが、まだまだ使っていない手ぬぐいがたくさんあるため、今回は「あずま袋」という袋ものを作ってみることにしました。
100均の手ぬぐいを使うからこそ超簡単にリメイクできて、尚且つ低コスト(100円!)なのが魅力です。
型紙も定規も不要です。ミシンがあれば、わずか5分で完成!?
Contents
「あずま袋」は「あづま袋」!?
いつも洋裁を教わる師匠から「あずま袋を作ったら?」とアドバイスをもらい、最初は「あずま袋って何?」という状態でした。
まず、「あずま袋」は「あづま袋」が正しい書き方で、漢字で書くと「吾妻袋」。※世間では「あずま袋」と書く方が浸透しているようです。
「吾妻」には「東方・江戸」という意味があり、「あづま袋」は江戸時代にうまれたそうです。
日本には昔から風呂敷で「物を包む」という文化がありましたが、徐々に西洋の文化が浸透し、袋ものへと移行するうちにうまれたのが「あづま袋」なんだとか。
風呂敷を縫い合わせて「袋の形」にしたものが「あづま袋」の始まり。そんなに昔から存在していたのに全然知りませんでした。
スポンサーリンク100均の手ぬぐいリメイク「あずま袋」の作り方
使用した手ぬぐいのサイズは33cm×90cm(富士山柄)、35cm×87cm(格子柄)です。
裁断せずにそのまま使うので、手ぬぐいの大きさによって完成サイズが変わってきます。
手ぬぐいは事前にアイロンをかけておきます。
【手順1】手ぬぐいを3等分に折る
手ぬぐいを中表の状態にして、3等分に折ります。
アイロンをかけて折り目を付けておきます。
【手順2】一辺を縫う
右側の生地を元の位置に戻したら、上側の一辺(黄色の破線部分)を待ち針で留めて縫います。
【手順3】反対の一辺を縫う
手順2で縫った部分の下側をめくって、内側に右側の生地を入れ込みます。
下側の一辺(黄色の破線部分)を待ち針で留めて縫います。
端を引っ張って開き、表に返したらもう完成です!
結ぶ部分がピッタリ合わないのは、【手順1】で3等分に手ぬぐいを折った時に正方形になっていないからです。
結んでしまうので然程気にならないと思いますが、きっちり合わないと嫌な方は、測って裁断してから作ってください。(上下の辺は少し内側を縫うため、厳密には若干ずれます)
スポンサーリンク【手順4】あずま袋にマチをつける
マチがあるあずま袋を作る場合は、【手順2】が終わった段階で片側のマチ部分(黄色の破線部分)を縫います。
次に【手順3】が終わった段階で、もう一方のマチ(黄色の破線部分)を縫います。
マチがあるとコロンとした形になります。
本当にあっという間にできるので、紙袋の代わりに贈り物を入れて、袋も一緒にプレゼントするのも良いと思います。
今回は、マチ付きあずま袋にバームクーヘンを入れて友人宅へお土産にしました。マチが広めなので、こんな箱をいれても綺麗に収まります。
マチが無いあずま袋は畳めばとてもコンパクトサイズになります。エコバッグとして使うのもおすすめです。
あずま袋をお弁当袋サイズで作る
手ぬぐいをそのまま使って「あずま袋」を作ると、お弁当袋にするには大きすぎます。
お弁当箱サイズにするため、手ぬぐいを25cm×75cmにカットします。
生地の端が切りっぱなしのため、5ミリ幅で三つ折りして縫っておきます。(手ぬぐいの元の三つ折りを活かす場合は、畳んだ時に正方形になるようにサイズを調整)
後の工程は、先程紹介したあずま袋の作り方と同じです。
小判型2段式お弁当箱と大人用のお箸箱を入れてみました。ゆったり入ります。
お弁当袋にする場合は、マチがあった方がおさまりが良いと思います。
まとめ
縫うのは2箇所だけ。慣れたら5分もあれば出来てしまうというというお手軽さです。
ミシンが無くても手縫いで作ることができます。
色々な手ぬぐいで作り置きしておいて、ちょっとした手土産を持参する時の紙袋代わりにするのも良いんじゃないかと思います。受け取る方も、要らなかったら台拭きにでもしてくれれば…。
手ぬぐいがたくさんあって使い道に困っている方は、試しに「あずま袋」を作ってみてはいかがでしょうか。