横入れできるお弁当袋とコップ袋の作り方!裏地付き&切り替えデザイン

みなさんこんにちは。

入園前に幼稚園グッズとして準備必須のお弁当袋コップ袋

市販品でよく見かけるのはひもでシュッと口を絞るタイプの袋ですが、この「ひも」で閉じたり開けたりするのが3歳くらいの子供には難しいようで、幼稚園からはお弁当を横入れ出来るフタつきの袋を準備するよう指定されました。

探せば市販品や手作り品を購入することもできますが、それほど手をかけずに手作りすることが可能です。お弁当袋やコップ袋以外の袋ものを作った後の余り布があったら、それで作ることが出来るかもしれません。

今回は横入れ出来るお弁当袋と、マジックテープで出し入れ簡単なコップ袋の作り方を紹介したいと思います。どちらも裏地付きで丈夫です。

横入れできるお弁当袋の作り方

今回作るお弁当袋は、上の写真のお弁当箱とカトラリーケース、ランチョンマットが入るサイズで作りました。お店でよく見かけるプラスチックのカトラリーセットでも入ります。

表生地はキルティングを使用して裏地を付けています。

ペラペラで作ると少しの水分でもびしょびしょになってしまうので、キルティングのような厚めの生地で作るのがおすすめです。

お手入れ簡単!布製カトラリーケースの作り方はこちら。

作り方【1】生地を裁断する

まず最初に生地を裁断します。

表地と裏地、同じものを作ります。ピンク色の部分は縫いしろ(1cm)です。

お弁当袋のフタになる部分のカーブは適当で良いです。(真っ直ぐ長方形で作る方が簡単です)

本体部分の下側は輪にして裁断します。

作り方【2】お弁当袋の本体を縫う

表袋となるキルティング生地を中表にして、図の赤い点線部分を縫います。裏地となる生地も同様に縫います。

作り方【3】お弁当袋にマチをつける

キルティングの生地の袋(表袋)の角(図の赤丸部分)を潰すようして開き、6センチのマチを作ります。

赤い点線部分を縫ったら、角を切り落とします。

裏地も同様に作業します。マチ付きの袋にしない場合、この作業は不要です。

マチを作る方法についてはこちらの記事も参考にしてみてください。

作り方【4】表袋と裏袋を中とじする

スポンサーリンク

表袋と裏袋が出来上がったら「中とじ」という作業をして、お弁当袋を使っている時に裏袋が表に出てこないようにします。

まず、表袋と裏袋を両方とも裏が出た状態にします。

最初に片方の角部分を合わせて縫います。

次に反対側の角も合わせて、同じように縫います。

縫い終わったら表にひっくり返します。

写真で説明した記事がありますので、こちらを参考にしてみてください。

作り方【5】お弁当袋のふたを作る

本体が出来たので次にフタを作ります。

最初に表地と裏地を中表にして合わせ、図の赤い点線部分を縫ったら、表にひっくり返します。

ふたの端にステッチをして布を押さえます。(2本ステッチして強度を上げました)

ふたを裏から見たところ

作り方【6】お弁当袋本体にふたを付ける

お弁当袋本体の方は口が未処理の状態なので、内側に折り込んで癖付けしておきます。(アイロンやまち針などで)

ふたと紐を袋の表地と裏地の間に差し込んで留めておきます。(ひもは適宜ご用意ください)

内側2~3mmくらいのところをぐるっと1周縫います。

上から見たところ

作り方【7】お弁当袋のフタにボタンを付ける

最後にお弁当袋のフタにボタンホールを開けます。ボタンを付けたら完成です。ボタンでなく、スナップボタンやホック、マジックテープでも良いと思います。

完成!

横から見たところ

出し入れ簡単コップ袋の作り方

今回作るコップ袋は、写真のようなプラスチックコップが入る大きさです。ひもは25センチくらい、マジックテープは2箇所留めで5センチあれば足ります。

作り方【1】生地を裁断する

まず最初に生地を裁断します。

表地は2種類のキルティング生地を切り替えしています。(図の表側②新幹線柄、裏側①・表切り替え③の無地紺色)

ピンク色の部分は縫いしろ(1cm)です。

裏地は切り替え無しで作るため、下側を輪にして裁断します。

作り方【2】切り替え部分の生地をつなげる

表地(新幹線柄)と切り替え部分のキルティングを中表に合わせます。

赤色の点線部分を縫って生地をつなげます。

生地を広げてつなげた箇所にアイロンをかけて平に慣らしておくと、後の作業がしやすくなります。

作り方【3】コップ袋の表地を縫う

作り方【2】でつないだ生地と作り方【1】の裏側①の生地を中表に合わせます。

赤色の点線部分を縫って袋にします。

作り方【4】裏地で袋を作る

次に、裏地を中表にして赤色の点線部分を縫います。

下側は輪になっています。

作り方【5】表袋と裏袋にマチをつける

お弁当袋の作り方と同様の方法で、表袋と裏袋にマチを作ります。マチ幅は5センチとってあります。

袋(表袋)の角(図の赤丸部分)を潰すようにして開き、5センチのマチを作ります。

赤い点線部分を縫ったら、角を切り落とします。裏地も同様に作業します。

スポンサーリンク

作り方【6】表袋と裏袋を中とじする

「中とじ」もお弁当袋の作り方と同じ方法です。

表袋と裏袋、両方とも裏が出た状態にして、片側の角を合わせて縫います。

反対側の角も合わせて同じように縫います。

縫い終わったら表にひっくり返します。

写真で説明した記事はこちら。

作り方【7】コップ袋の口にひもを付ける

コップ袋の口にひもを挟んで縫います。

まず、袋の口を内側に折り込んで、待ち針などで留めておきます。ひもは表袋と裏袋の間に挟んでおきます。

袋の口をぐるっと1周縫います。2本縫っておくと口がよりしっかりします。

裏から見たステッチ

作り方【8】マジックテープを付ける

袋の口の内側にマジックテープやホックをつけたら完成です。

完成!

横から見たところ

ちょっと変わった形のコップ袋は下記の記事で紹介しています。

まとめ

横入れできるお弁当袋はお弁当の出し入れがしやすく、うっかりひっくり返しちゃった!なんて事態も防ぐことができます。

コップ袋はひもで絞るタイプより、ボタンやマジックテープ開閉の方が圧倒的に出し入れが簡単にできますので、お子さんもより使いやすいはずです。

どちらも私が考えた形ではなく、幼稚園で指定があったものですが、よく考えられているなぁと思いました。

幼稚園グッズは「子供自身が扱いやすい」ことがとても重要だと思います。是非手作りしてみてください。

35diet