みなさんこんにちは。
カワイイ衣装で優雅に踊るフラダンス、映画の影響で「やってみたい」と思った方もいらっしゃるのでは!?
ゆったり華麗に踊る印象のフラダンスですが、実はダイエット効果が凄いことをご存知でしょうか。フラダンスを始めたきっかけが「ダイエット」だったという方も、そのうち踊ることそのものが楽しくてのめり込んでいくというパターンが多いそうなんです。
基本となる動きやステップは簡単なので、運動が嫌い、苦手だという人も始めやすく、比較的高齢の方にも人気のフラダンス。一体どのようなダイエット効果があるのでしょうか。
今日はフラダンスとそのダイエット効果、フラダンスの基本のステップなどについてご紹介したいと思います。
フラダンスはハワイの伝統的な踊りで「世界一美しい踊り」といわれています。文字や言葉がなかったポリネシア人が、踊りを通じて「神」への信仰、祈りを伝える手段としてフラダンスを作り出したのだそう。
あの独特な手の動き(ハンドモーション)が、海・波・風・花・太陽など様々な意味を表現しています。
「フラ」はハワイ語で「踊り」という意味があり、実は日本で馴染みのある「フラダンス」という言葉は「踊りダンス」という意味になってしまうんです。フラダンス教室などでは「ダンス」はつけずに「フラ」と呼ばれていることが多いです。
フラダンスはもともと男性が踊るものでしたが、現在は女性を中心とした老若男女に親しまれています。
フラダンスには「アウアナ」と「カヒコ」という2種類の踊りがあります。
アウアナは現代風にアレンジされたフラダンスで、現在スクールなどで教えられているのはこちらです。一方、カヒコは「神様に捧げる踊り」として宗教儀式で踊られていた古典的なフラダンスで、アウアナに比べて動きがハードで難しいといわれています。
以前はカヒコを教えるスクールは少なかったのですが、現在はアウアナをマスターした人がカヒコを習うというパターンも多く、受講可能なスクールも増えています。
「フラダンスダイエット」で踊るフラダンスは「アウアナ」です。
フラダンスを踊る時に着用するフワフワのスカートは「パウスカート」というものです。色鮮やかな南国柄の生地で作られており、ウエストがゴムのギャザースカートになっています。
トップスはシンプルなTシャツやタンクトップなどを着る場合が多いです。
スポンサーリンクフラダンスのあの独特な振り付けには一つ一つ意味があります。指先までしっかり意識して動かすことで、さまざまなモノや感情を表現します。
代表的な振りには以下のようなものがあります。
アロハという動きには「こんにちは、愛している、さようなら」という意味があります。
手のひらを下にして、両手を前に広げ、手のひらを返しながら、相手を抱きしめるようにふんわりと胸元でクロスさせます。
オエという動きには「あなた」という意味があります。有名な「アロハ・オエ」はこれのことです。
手のひらを下にした両腕を、胸の高さに置き、その位置から右手をゆっくりと前に突き出します。
クウの動きには「私」という意味があります。
手のひらを自分に向けて、両手を胸の前にもってきます。
ナルという動きには「波」という意味があります。フラダンスと言えばコレ。よく目にする手の動きですよね。
両手を、高さはへその位置に、ひじを曲げずに前に出します。指先は上にして手のひらを反ります。次に少し前屈みになり、自然にひじを曲げて、手のひらで波を描くようにゆったりと動かします。
マカニという動きには「風」という意味があります。
指をくっつけて、両手を斜め上に上げます。山を表現するので、手だけでなく目線も指先よりも高い位置へもっていきます。
フラダンスには、これ以外にまだまだたくさんの動きがあります。どんな意味を持つ動きなのか、何を表現して観ている人に伝えればいいのか考えながら踊るので、表現力とともに頭をかなり使います。
フラダンスを踊った時の消費カロリーは、1時間あたり約150~300kcalだといわれています。どんな曲を踊るかによってこれだけの差が出てきます。
他の運動と比較してみると、ウォーキングの場合は約100kcal、ジョギングの場合は約500kcal消費するので、フラダンスは結構な運動量であることがわかります。
あの独特の腰の動きは、下半身まわりの引き締めには抜群の効果を発揮します。太もも、ウエスト、お腹まわり、お尻、とまんべんなく筋肉を使う為、最初は筋肉痛に悩まされる人も。普段使わないインナーマッスルを鍛えることができるのもフラダンスの大きな特徴です。
そして、フラダンスのダイエット効果としてもう一つ特徴的なのが、二の腕が引き締まるということ。フラダンスは手を使って様々な表現をします。常に手を上げて動かしキープするだけでも筋肉を使います。
また、美しく踊るためには背筋を伸ばして常に姿勢を正しくしなくてはなりません。フラダンスを続けると日常生活においても姿勢が良くなるという効果も期待できます。
フラダンスによってインナーマッスルが鍛えられると、筋力がアップし代謝を上げることができます。代謝が上がればそれだけ脂肪は燃焼して太りにくい身体に。
下半身のインナーマッスル強化は産後ダイエットにおいて重要なポイントです。妊娠中についた下半身まわりの脂肪を燃焼させるのに最適です。
見た目以上にハードなフラダンスは立派な有酸素運動です。結構な量の汗もかきます。血行が良くなりデトックス効果を期待できます。
生活習慣病の要因にもなる内臓脂肪。これを減らすために推奨されるのが有酸素運動です。生活習慣病の予防が目的でフラダンスを始める高齢の方もいます。
踊る曲によってハードだったりソフトだったり、身体への負荷も様々、幅広い年齢層に対応可能なのもフラダンスの良いところです。
ハワイアンミュージックに合わせて踊ることでストレスが解消し、リラックスすることができます。
また、フラダンスを踊る時に欠かせないのが「笑顔」を絶やさないということ。そういえば、真顔で踊っている人を見たことはありませんよね。笑顔をつくるということは「うつ病」予防に効果があるのだそうです。
ダンサーさんが笑顔で楽しそうだと、見ているこちらも自然と笑顔になりますよね。
フラダンスの振り付けの一つ一つには意味があります。それらを理解して表現しながら踊ることが脳の活性化に役立つといわれています。高齢の方に人気の理由がここにもあります。
キレイな衣装を着て笑顔で踊れば、身も心も自然と若返ることができるのです。
スポンサーリンク膝を曲げる時に胸やお尻が突き出ないよう、かかとの直線上にお尻がのるようにします。
かかとを上げる時は肩が上がりやすいので、膝をしっかり前に出します。
波や風を表現するように緩やかに腰を揺らします。
腰は自然に振ります。
カオと違ってしっかり足の裏をつけて移動します。
腰を揺らしながら足を出します。
目と頭の高さが上がったり下がったりしないように位置をキープする。
静止画や言葉で説明するより、動画を観ていただくのがいちばん感覚をつかめると思います。
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フラダンスが気になる方は、まずコレを観ましょう!
全く興味がないという方も、この映画をきっかけにやってみたくなるかも。
「フラ」を華麗に踊れるようになるにはかなり練習が必要です。楽しくダイエットするのが目的であればチャレンジする価値は大いにあると思います。うまくハマれたらしめたものです!
妊娠中の運動として「マタニティ・フラ」を取り入れる人もいます。出産に必要な下半身まわりが柔軟になるため安産効果が期待できるそうなのです。
フラダンススクールにいきなり入るのは抵抗があると思いますので、まずは体験レッスンに行ってみる、もしくは自宅でDVDを流しながらやってみてはいかがでしょうか。
ママがフラを始めて、ゆくゆくはお子さんも一緒に「親子フラ」なんていうのもステキですね!